商売によっては、技術的な事よりそれ以外が大事な場合がある 自営業(絵の仕事)について

好きな事を仕事にする

分かりやすい所で、
私の前職の似顔絵について
話してみる。
最近副業として絵をまた
描いているけれど、
その時思った事と
今思う事は変わらない。

絵を仕事にしたいというと、
とにかく上手くならなければと
一生懸命練習するという人は多い。

実際、仕事にしていなくても
驚くほど技術的に高い人は
世の中にいくらでもいる。

それを見て、
あれほど上手い人でも
仕事にしていないのだから
自分はとても無理だと思ってしまう。
そして、
もっと必死で練習しなければと思う。

絵のジャンルにもよるかもしれないけど、
例えば似顔絵の場合、
こだわるべきはそこだけではない。
もちろん、全然描けないでは無理だけど
それをやろうと思う位の人は
大抵ある程度は描けるので。

自分より上手い人が沢山いるとか
そこは気にしなくていい。

描くのは人物だから、
それ以外で描くのが苦手な物があっても
気にしなくていい。
それが描けないままでも仕事にはなる。
必要になったらその時練習すればいい。

客商売であるからには、
主役はお客様。
その人自身を描く、その人の家族、
大切な人、一緒に暮らす動物さんなど
その人が描いて欲しい物がテーマ。


どういう風に描いて欲しいのか。
何故描いて欲しいと思ったのか。

そのお客様の雰囲気から、
描き始めて話しながら、
その事をつかんでいく。
対面ではなく注文の場合は、
それが掴めるまで話を聞く。

その人が欲しいと思う物を、
一生懸命描く。
そのための情報が欲しい。
こういう誠意は必ず伝わるので
聞いたら悪いとか思わなくていい。

似ていつつも実物よりちょっと
かっこよく、綺麗目に
描いて欲しいという人もいる。
これは、そのまま言われなくても
大体つかめる。

逆に、実物より崩していいし
面白く描いて欲しいという人もいる。

リアルに近い方が好みな人、
漫画のキャラクターのような絵が好きな人
(この中でも等身大かミニキャラかなど)
好みは人それぞれ。

お客様が欲しいのはどんな絵か

これを絶対に外さないこと

何よりも大事。

たとえ技術的に相当うまくても、
これを外すと喜んでもらえない。

お客様の気持ちを無視で、
ただうまく描こうという事だけで
描いていると・・・

お客様のためでなく、
自分のために描いた絵になってしまう。
商売で描く絵は、
自分の技術を見せるためのものではない。
「どうだ上手いだろう」
という気持ちがありながら描いたものは
そのようにしか伝わらない。

ここを意識するかしないかで
結果はかなり違ってくるので、
人の要望に応えるというところを
一番に置いてみるといいと思う。

練習で描くなら、
人の話を聞いて誰かのために
描いてみる方が練習になる。

無理のない範囲で、
限定何人まで、
無料で描くのはこの期間までと決めて
リクエストを受けてみるのも
いいと思う。







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