小節 色のない街と夢の記憶 小説 色の無い街と夢の記憶 ④ 翌朝は自然に早く目が覚めた。障子を通して差し込んでくる朝日が気持ちいい。今日も天気良さそう。洗面所の場所は聞いていたからそこで顔を洗って、土間に行くと誰も居なかった。畑に行ってるかシロの散歩かなと思う。シロも居ないし。ここでは皆朝が早いら... 2023.05.30 小節 色のない街と夢の記憶
小節 色のない街と夢の記憶 小説 色の無い街と夢の記憶 ③ バスを降りた後、田んぼの畦道を歩いた。子供の頃、犬の散歩をするのにこの辺りを歩いた覚えがある。おじいちゃんかおばあちゃんの、どちらかと一緒に行った。ずいぶん大きな犬だったような記憶があるけれど、自分が小さかったからそう思うのかもしれない。... 2023.05.25 小節 色のない街と夢の記憶
小節 色のない街と夢の記憶 小説 色の無い街と夢の記憶 ② チャンスは夏休み。もうすぐだ。家には帰らない言っても、そんなにあやしまれることも無い。帰るとなると遠いから新幹線代もかかるし、夏季講座を受けるとか、こっちで勉強すると言えばいいか。それくらいの嘘はついてもいいかなと思う。おじいちゃんおばあ... 2023.05.22 小節 色のない街と夢の記憶
小節 色のない街と夢の記憶 小説 色の無い街と夢の記憶① 「新しくできたこのシステムによって、個人個人のデータを分析、犯罪を犯しそうな人を見つけます。そして、実際に何か起きる前に、いち早く逮捕してくれるのです。このおかげで私たちの安全は守られています。皆も知っている通り、個人のデータは信用スコア... 2023.05.17 小節 色のない街と夢の記憶自営業者の日常雑記