自営業で生きていくのに才能は要らない

好きな事を仕事にする


これから自営業にチャレンジしたい人、
副業からでもやってみたいかなという人へ。
少しでも何か参考になれば嬉しいです。
「大きなリスクを背負うのは度胸無いし、
あんまりお金をかけず試したい」
という人向けの内容。

  • 何度も失敗するのは想定内
  • 社会的評価にこだわらない
  • 精神的自由を楽しむ

何度も失敗するのは想定内

田舎から京都に出てきた36年前を振り返ると・・・

私は大学にも行っていない。
学歴無し
知らない街に一人で出てきて人脈無し
自己資金があるわけでもなく、貯金ゼロ
何かの資格があるわけでもなく、
車の運転やパソコンの基本操作といった
ほとんどの人が普通に出来る事が
一つも出来なかった。

今もほぼ変わってないかも( ̄▽ ̄)

普通に就職する能力がそもそも無かったので
何とか自分が生きていければいいという
極めて低い目標を持っていた。
なので、出世したいとか高収入を取りたい
といった夢は最初からなく、ちょっとでも
好きな事に近い事を選ぼうと思った。

自分が出来る事が少ないのは承知だし
一発でうまくいく事は無かろうと思っていた。
時代の移り変わりもあるし、最初に初めた事が
そのまま数年、数十年続けられると限らないのも
最初から想定内。

なので、商売を始める時初期費用をかけなかった
「ポジティブに考えるべき」というのを
「そう思い込めば絶対失敗しない」
と勘違いしている人も多いけど・・・
一発目で全て上手くいくと想定して
持っている資金を全部、場合によっては
借りた資金まで最初に全額投入してしまうのは危険

何度か失敗し、気が付いて改善し、またやってみる。
それを繰り返すうち、何とかなってくる。
最初に全部お金を使ってしまったら、
途中で変えたくなっても変える余裕がない。

社会的評価にこだわらない

最初からうまくいかなくて当然と思っていれば
上手くいかなくてもいちいち凹まないし、
失敗したらどうしようとか思ってないので
スタートするのにも抵抗が無い

とにかく始めてみるのは大事。
始めないと改善点も見えてこない。
失敗したらかっこ悪いとか全然思ってないと、
何度失敗しても平気で再チャレンジできる。

人にどう思われるかなど微塵にも気にしてないと
こういうところではそれが武器になる。

仕事をもらいに飛び込みの営業をかけた事も過去に
何回もあるけど、人から見れば肩書もお金もない
ただの怪しいやつなわけで・・・
自分でもそう思っているので
断られることがあって当然」という気持ちで行くから
押し売りを追い払うように断られても、そんな事で
いちいち凹まない。

プライドの高い人にはマネの出来ない事が平気で
出来る
のは強みになる。
商売がダメだったからどこかに就職するという
選択肢も無いから、とにかく止まらず進む。

最初からうまくいくとは全然思ってないけど
何とかなるまで止めなければ何とかなる
それでも無理な時は商売を変える
生まれてきたからには、何かで生きていける。
それだけを確信してれば大丈夫。

何を商売にするかを決める時も、
それで人からどう見られるかとか
世間の評価がどうとか、そこは一切
気にしない。
自分がそれで生きていける可能性があるか
その一点だけでいい。

精神的自由を楽しむ

何の保証もない代わりに、自営業の良さは
沢山ある。
形が決まっている場所に入るのではなく
全部自分で作っていく
せっかくその自由があるのだから、それを存分に
楽しんだ方が得。
せっかくそれがあるにも関わらず、
周りにどう見られるかとか、知り合いにどう
見られるか気にしていたのではつまらない。

住む場所も、服装も、好きな物も、行く場所
付き合う人も全て自由というのを満喫しよう。
朝から晩までのスケジュールを好きに決めて
楽しく生きよう。

最後に自分の経験から、もし何か役に立てばと
思う内容を少し。

私の最初の仕事は、住み込みで数年働いて
技術を習得した京友禅。
辞めてその仕事で独立したのが最初の商売。
この仕事は今の時代には関係ないかというと
そうとも言い切れない。
この仕事を今も続けている友人もいるし、
これ以外でも、伝統産業の業界では、これから先
どんなに人工知能が発達しハイレベルになっても
人間の手で作るしかない物が消え去る事は無い
と思う。

大量生産するほど数を必要としない物の場合も、
わざわざそれを作るためのロボットが出てくるのも
考えにくい。
なのでこれから起業を考える人にとって
職人になるという選択肢は、今でも存在する。

その次に商売にしたのが似顔絵
私はその頃アナログで描いていて、
画風や画材もライバルが多い所を避けるため
あえて一番古くさいやり方の方を選んだ。
今も似顔絵の仕事というのは存在するし
私も余裕のある時は今も注文を受けることが
ある。
やり方は昔と変えたけど。

私の現役の頃は祭りやイベント会場で描いたり、
デパート、商業施設、ショッピングモールでの
仕事が主だった。
このやり方では、
コロナ騒動ですっかり変わってしまった
今の世の中の状況ではきついかもしれないけど。

やり方を変えて、今ならネットを使えばいい。
似顔絵は、絵画の基本の全てが出来てないと
描けないかというとそんなことはない。


お客様に満足していただけるか
また頼みたいと思っていただけるか
大事なのはそこだけ。

今は占いの仕事の中で、起業したいというお客様の
ご相談を受ける側にいるけれど・・・
好きな事を仕事にするため勉強する人は多い。

けれど実際にスタートする前に悩む人が多い。
自分より知識のある人が沢山いるとか
自分より技術の高い人が沢山いるとか
それなのに自分が「やってもいいのか?」
という感じで。
色々考えて気にして最初の一歩が出ない
でもそこは全然気にしなくていいと思う。

どの業界でも自分より上の人は山ほどいるし
それを仕事にしてなくても高い知識や技術を
持っている人は沢山いる。
そこを気にしても仕方がないし、
気にしだしたらいつまでも始められない。

やってもいいかどうかで悩むより、
やりたかったらやってみる。

人からの許可なんかそもそも要らないんだから。

それでうまくいかなかったら改善を繰り返し
何回やっても無理なら止めてまた違う事をやるだけ。

それを繰り返し、
そのうちうまくいった人はいくらでもいる。
「この仕事に呼ばれているなら続くはず」
そう思って楽しみつつ試していく。
もし最終的な答えが今の仕事じゃなくても、
経験は必ず次に生きる




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