最終的には、占いが必要なくなれば一番いいと思う

占いの仕事について

占いは「あなたの未来はこうなります」
という決定事項の、
予言するものではない。

いつ何処に就職するとか
出世するしないとか
年収いくらまでいけるかとか
病気になるならないとか
何歳で結婚するとか
子供が出来るとか

「たとえ結果が良くなくても
分かっている方が安心するので」
と言われても・・・

そういう事を求められると、
何回もご利用いただいてるリピーター様でも
もう観れませんとお伝えする事はある。

そうなると占いが、
お客様にとってマイナスでしかない
気がするので。

私が占いで観れるのは
今の状況と、その流れから見える
近い未来このままいくとこうなるだろう
という予測。
せいぜいそれくらいのところを、
見ているに過ぎない。
それに対してどうするかを、
一緒に考えるしかできない。

むしろ
「全て自分で決めるようになった今
占いは必要なくなった」
と言われる時の方が嬉しい。

最近、この事で本当に嬉しい事があった。
もう観れないとお伝えしたお客様から、
自分で色々考えたという長文のメール
をいただいた。

もう観れないとお伝えした理由については、
これは言いにくいからここまでという感じで
控えめにお伝えしたのに、
私が言葉でお伝えした以上の事を
全部受け取っていただけた内容だった。

読んでいて、心の底から嬉しかった。

お客様側から
「 私を幸せに導いてくれるんですよね?」
と言われても違うとお答えするし、
占い師側が
「あなたを幸せに導きます」
と堂々と言っているのを見かけても、
どうしても強い違和感を持ってしまう。
言うのは勝手だといえばそうだけど・・・

幸せになるのは自分自身であって、
誰かに導いてもらうものではないと思う。

占いに関してだけでなく、
他のことでもこれは言える。

著名人でも身近な誰かでも
自分以外の誰かに対して
「私は○○さんだけを信じてついていきます!」
というのは、
自分で考えるのを放棄しているのと同じ。

誰かの情報が好きだから参考にする
というのはあっても、
最終的に考え決めるのは自分のはず。

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