【キングダム】61巻 あらすじネタバレ感想

キングダム 羌族 漫画キングダムあらすじネタバレ感想

この巻の最初から三分の一は、
前巻から続く什虎城攻め
秦魏同盟軍が城を落とすまでの
戦いの流れと結末。

そこから後は、
突然飛信隊にやってきた羌礼と
羌瘣との戦いが始める場面までが
描かれている。


前巻では
共闘で什虎城を落とせたら
魏国にそれを渡すという条件で、
秦国が魏国と同盟を結んだ。
什虎四将によって守られ、
難攻不落と言われているこの城の
攻略に挑む。

前巻について書いた記事はこちら

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61巻の最初は、
 井闌車せいらんしゃ)を使って
什虎城を攻撃している場面から始まる。
これがかなりの迫力。
見開きの全面を使って描かれたこの場面。
つい時間をかけてじっくり見入ってしまう。
いつもキングダム読む時はこの調子で
なかなか進まない。

井闌車の設計は魏国の呉鳳明
得意とするところ。
井闌車の上の段に弓隊を配置するなど
独特の細工がある。

秦魏同盟軍の主攻を担うのは
騰は、
楚軍の弓の名手である白麗の
放つ矢をも避ける事ができる。
何で分かるのか恐るべき能力。

臨武君の仇である騰を狙う項翼。
その前に魏の乱美迫が立ちはだかる。
この間に騰は本陣を狙う。

什虎四将の一人である楚軍軍師寿胡王は、
同じく什虎四将の一人満羽の不調に
いち早く気が付いていた。
その理由が、蒙武と出会った事。
この時点ですでに寿胡王は、
城が落とされる事を覚悟している
ように見える。

蒙武と満羽の戦いの場面。
蒙武を激昂させる満羽の気になる一言が。
もしかしてこれから先のストーリーの
伏線かとも思える「裏切り」という言葉。
満羽はここで決着をつける事をせず、
次は・・・と言って去った。

楚軍は全軍退却し、
別動隊によって什虎城は落とされた。
同盟軍の完全勝利。

什虎にはこれまでの相手と全く違う
何かがあると、騰が言った。
捕らえられた寿胡王によって
什虎城の秘密が語られる。
守るべきものを失い、
内面から壊れてしまった満羽。
この城を守っている他の三人も
また同じような過去があった。

蒙武と満羽が再び戦う事があるのか。
これから楽しみなところ。

最後の、騰と呉鳳明の舌戦も見どころ。

秦国はこれから、
趙国王都邯鄲攻略に向けて全力を注ぐ方向。

趙国との国境付近。
前線地帯で攻勢を見せる玉鳳軍と楽華軍。
将軍となって万の軍を指揮するようになった
王賁、蒙恬はさらにその力を発揮。
それに加えて楽華には愛閃が、
玉鳳には亜花錦が入ったことで、
圧倒的に武の力が増していた。

そんな中、飛信隊は苦戦を強いられていた。
松左が抜けた穴は大きく、
歩兵団の力が目に見えて落ちている。
若手も育ってはきているがまだ追いつかない
状況だった。

禁術を使って信を助けて以降、
羌瘣は体を回復させるために天幕で休んでいた。

そこに突然やってきた羌礼。
礼は飛信隊に入りたいと言い
試験的に入隊させて様子を見る事になる。
しかし・・・
圧倒的に強いのは確かだが、
まったく作戦通りに動かず隊を乱す。
飛信隊の隊員たちの中にも、
何だこいつはという空気が広がる。
それに加えて礼は恐ろしく残虐で、
まるで人を殺す事そのものを
楽しんでいるようにも見える。
隊員たちの反感は限界にきていた。

羌瘣に対しても決して友好的な様子ではない。
「お前を殺しに来た」と言い放つ礼。

礼は、祭をくぐってきていた。
最後の一人の生き残りとなってここにいる。
祭をくぐらずに生きている羌瘣を
許せないと思っている様子。

礼の事は自分に任せてくれと、
信と貂を前に話す羌瘣。
羌瘣は、まだ今なら深い闇の中にいる礼を
救えるかもしれないと言う。
羌瘣が礼と戦う事は避けられないらしい。

戦える状態に回復するまで
三日待ってやると言った礼。
羌瘣は瞑想を続ける。

飛信隊の皆も心配して見守る中、
ついに三日目の夜。
皆が気が付かないうちに羌瘣は、
天幕を抜け出していた。

信と貂が見ている前で、二人の戦いが始まる。

戦いの中、
礼に対してわざと挑発的な事を言う羌瘣。
これには何か狙いがあるのか・・・
「救えるかもしれない」
という言葉の意味はまだ分からないけれど
羌瘣も何か考えている様子。

祭の時の出来事が少しずつ明らかになっていく。

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