【鬼滅夜話 キャラクター論で読み解く鬼滅の刃】内容と感想

読んで良かったおすすめ本

鬼滅の刃は、
題名だけなら知らない人が居ないくらい
有名になった漫画。
原作は23巻で完結している。
アニメや映画にもなっているので、
そちらから知った人も多い。

原作を知らない人がこの本を読んだら、
分かりにくい所もあるかもしれない。
でも、鬼滅の刃という作品が
全体としてどんな内容か知れる1冊に
なると思う。
すでに原作ファンならもっと楽しめる。

この本は350ページあって
けっこうなボリュームで読みごたえがあり、
本好きにも満足のいく内容。
表紙がまた素敵で、黒地に
キャラクターを表す模様が描かれている。

あまりネタバレしない程度に、
本の内容についについて大まかに
書いてみる。


最初の章が主人公炭治郎と、
物語序盤から行動を共にする仲間達
(鬼滅ファンならかまぼこ隊で通じる)
についての考察。
次の章が、鬼殺隊の中でも最強の剣士
9人の柱についての考察。
続いて、
鬼側のキャラクターについての考察。
鬼にも人間だった過去があったり、
悲しいエピソードがあるのも鬼滅の刃の
物語の特徴的なところ。
最後の章は、
それ以外の人達についての考察。
直接戦いには参加していないけれど、
重要な働きをしている登場人物は多い。

それぞれのキャラクターの持つ魅力、
印象的なエピソード、
キャラクター同士の関係性など
人物に焦点を当てて書かれている本。
著者の原作愛も伝わってくる。

鬼滅の刃というと、
自己犠牲の部分を強調しすぎとか
特攻隊の美化に思えるという事で
批判する声もある。
有名な作品になるほど、
ある程度批判も来るのは自然と言えば
そうかもしれなけれど・・・

決して命を軽んじているような
作品ではないし、
自己犠牲の美化だけの作品でもない。
その事がこの本の中でも、
伝えたい事として強調して書かれている。
そこに共感が大きかったので、
更にこの本が大好きになった。

鬼滅夜話 キャラクター論で読み解く『鬼滅の刃』


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