キングダム30巻あらすじネタバレ名場面 再び訪れた危機

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キングダム30巻の見どころ 再び訪れた危機

王翦の活躍で、秦国にとっての危機は脱したかに見えた。

ところが、こうなる可能性さえも予測していた李牧は次の手を
考えていた。

この巻の見どころは、オルドとの心理戦に勝った王翦の読み。

軍師としての李牧の恐るべき頭脳。

この戦いで命を落としてしまう麃公将軍から信が受け継ぐ思い。

王騎将軍に続いて、信はまた沢山のものを受け継いだ。

信がそうであるように、人との出会いが人を成長させる。

不測の事態を初めから考えていた李牧

危機を救った王翦軍

媧燐の精鋭隊五千が、函谷関裏側の門を襲撃した。
敵軍は門前に達し、ついに中の岩まで取り除かれそうに
なる。
そこを突破されれば、函谷関は落ちてしまう。

もう終わりかと思った時、崖の上から駆け下りてきた
王翦の軍が、門の入り口と周囲を制圧する。

オルドとの心理戦でも、王翦が勝っていた。

午前の一戦で待ち伏せされて多くの兵を失ったオルドは、
まだ山のどこかに王翦の伏兵がいるのではないかと見て
いた。

それが見つけられないのでオルドは慎重になっていたが、
実際は伏兵などおらず、王翦は午前の戦いの後すぐに
一万の兵を函谷関に向かわせていた。

もしオルドの軍が函谷関に向かっていれば状況は変わって
いたが、それは無いと読んでいた王翦。

オルドは心理戦で王翦に敗れたのだった。

再び訪れた危機

燕軍を除く合従軍が、開戦前までの位置まで退却した。

咸陽宮にこの知らせが届いた。
これで合従軍が函谷関を落とす事は極めて難しくなった
という事で、皆が胸をなでおろした。

戦いはこのまま終わるかにも見えた。

ところが、李牧は最初から、こうなる可能性まで予測
していた。

咸陽宮に向かう道は、函谷関を通る以外にもう一つ
ある。
南道にある武関を通る道だ。

この武関が抜かれてはいないのに、その先の城が
次々と落とされていく。

李牧の軍は山間を進み、南道の途中に出たのだった。

開戦してすぐの時から、李牧は不測の事態に備えて
少しずつ趙兵をこちら側に送り、別働隊の手はずを
整えていた。

つむがれていく炎

途中の城が次々と落とされ、李牧の軍は咸陽宮近くまで
迫っていた、
咸陽宮には、合従軍を迎え撃つ力は無い。

このまま李牧の軍が攻め込んでくるのかと思われた時・・・

李牧軍の動きに気が付いた麃公将軍がこれを追う。

飛信隊も将軍に続いた。

李牧の軍に追い付いた麃公が、力で押していく。

それに対抗する李牧は、渦のような形を作る流動を使った。

飛信隊もこれによってバラバラに分断されてしまう。

本能だけで流動を読み、ついに李牧のところまでたどり着く麃公。

ここに現れたのが龐煖だった。

激しい打ち合いの末、最後の力で龐煖の腕の骨をへし折ったものの、

麃公はここで討たれてしまう。

信に盾を投げ、前進しろと告げた麃公。

最後に信に対して、火を絶やすでないぞという言葉を残した。

前の晩に麃公と話した場面を思い出す信。

麃公の仇が目の前にいる。

それでも、前進しろと言った麃公の意思を受け継ぐためには

この場を脱出し咸陽に向かわなければいけない。

壁が信を諭し、先頭に立って離脱する。

信の気持ちが痛いほど伝わってくるこの場面は感動的で、

文章では伝え切れないものがある。

二人の将軍から大きなものを受け継いだ信の、これからの
成長が楽しみ。

呂不韋の思惑と王の決断

もしこのまま咸陽宮に合従軍が攻めてくれば、
簡単に落とされるのは目に見えている。

そんな中、呂不韋は咸陽宮に刺客の朱凶を
呼び込んだ。

目的は大王暗殺。

合従軍の目的が秦国滅亡なら、こちらから
大王の首を差し出して無血で咸陽を明け渡し、
その功によって何らかの恩恵を受けるのが狙いだった。

嬴政は、自ら出陣する決意をし、昌平君にその事を話す。

嬴政が向かったのは咸陽宮の喉元に位置する蕞だった。

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