キングダム31巻あらすじネタバレ名場面 国を守る

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秦国にとって最大の危機 全員の力で国を守る

危機的状況の中、最後の望みをかけて秦国王の政が
自ら出陣する。

人口は多いものの兵をほとんどを函谷関に送っていて
一般人の女子供年寄りが多い蕞で、全員が兵士となって
戦う。

蕞が落とされれば事実上秦国の滅亡という流れになる。

そのギリギリのところで、秦国側がどう戦うのか。

素人の民兵達が李牧の軍に立ち向かえた理由

最初なネタバレをしてしまうが、この戦いで結果的に秦国は勝利。

蕞を守り抜いた。

援軍の力がなかったら落とされていたところだったが、
戦力の差から考えると1日で落とされていても不思議ではない。

その状況の中で、援軍が来るまで持ちこたえたのは蕞の住人を
含む全員の力。

奇跡的な勝利と言っていいと思うが、ビジネス書として読むなら

原因があって結果がある。

蕞の戦いに至るまでの状況

函谷関ではまだ戦いが続いている。

函谷関から兵が送られないよう合従軍側が見張っている状況。

李牧は、咸陽宮に向かうもう一つの道を狙った。

南道には武関があるが、李牧の用意していた別働隊は
山間を抜けて、武関を通らずにその先にある
咸陽宮に近い城を次々に落としていく。

咸陽宮までの間で残っているのは蕞だけとなった。

川を挟んでいるため、ここを素通りして咸陽を攻める
のは難しい。

この蕞が落とされれば秦国滅亡の流れになる。

残った住民三万はもう諦めていて、敵が来たら降伏しようと
考えていた。
キングダム信と政

全員の心に火をつけるリーダーの存在

秦国王の政は、自ら出陣し、蕞の住民に語りかける。

敵が強いことも、戦えば多くの犠牲が出るのはわかって
いるという事も隠さず話した上で、それでも戦う理由を
話し、奮起を促す。

住民側からすると、
普通なら一生顔を見る事すらない国王が、わざわざ
しかも敵に迫られている苦しい状況の時に、自分達の
ところに来てくれたというのは大きなインパクトがある。

しかも、話に来ただけで咸陽に戻るのではなく、ここで
一緒に戦うと言う。

この事によって全員の気持ちが変化して、
皆で戦って蕞を守るという方向に向いた。

士気の高さは戦いにおいて極めて重要な要素。

政の演説の場面は

キングダムのストーリー全体の中でも屈指の名場面なので、
ぜひ原作で読むのをいおすすめしたいところ。

キングダム信と政

昌平君からの援軍

蕞には指揮官が足りなかった。

城壁は東西南北の四ケ所ふさわしい

それに対して、信、昌文君、壁の三人しかいない。

軍師の貂は、全体を見渡せる場所に入らなければ
いけない事を考えると一ヶ所空いてしまう。

その状況で強敵の李牧と戦う事に不安をおぼえる貂。

そこに現れた援軍。

昌平君の側近で、軍師学校の教師でもある介億が
指揮官級五十人を含む百人を連れてきた。

昌平君が送ってきたこの援軍の存在は大きい。

これで四方の城壁で指示を出す人間が揃った。

キングダム政

李牧の策

1日ももたないと思われたこの戦い。

日暮れを迎え、李牧軍は一旦引いていった。

1日もっただけでも民兵達の喜びは大きかった。

ところがこの日の夜。

李牧は咸陽宮を攻める力を温存しておくため
持てる力の半分で蕞を落とす事を考えていた。

敵が夜襲をかけてきたと思わせる仕掛けをしてくる。

兵を半分に分け、半分を休ませ、半分の兵を使って
形だけの攻撃をして見せる。

実際は矢を討っているのはさらに半分で、あとの兵は
まわりで声を上げているだけだったが暗いので蕞の側
からは見えない。

李牧の策に騙された秦国側は、
一晩中矢を討ち続けた挙句、最悪のコンディションで
2日目を迎える。

ここから次の巻へ続きます。

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ビジネス書としてのキングダムの魅力をまとめた記事はこちらです。

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