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一条天皇の奥さんの定子、
その定子に仕えた女房の一人が
清少納言。
このあたりの事さえ
この本読んで初めて知ったぐらい
古文には無知な私(^^;
それくらいの人でも、
この本は問題なく読める。
「春はあけぼの」って
そういえば教科書に出てきたような・・・
このくらいしか思い出せない。
この本の始りは、その「春はあけぼの」
から。四季について語られている
この段の解説が続く。
作者の工夫で、
この本のどの段についても三段階で
書かれている。
最初は完全に現代風に訳した内容
(超現代語訳)と作者の解説。
次に原文そのままの文
最後に現代語訳
ワンポイントレッスン
もし最初から原文が出てきたら、
私のように古文を知らない人間は
おそらく半分くらいしか意味を取れない。
同じ言葉でも現代とは意味の違う言葉も
けっこうあるので。
それが、最初に超現代語訳があると
それで全体の雰囲気をつかめるので
後で原文を読んでも理解できる。
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今の感覚でいくと差別的に思えたり
共感できない事も多いかもしれないけど、
この時代にはこんな感じ、これが本音
というのが垣間見れて面白い。
歌を詠む事で
知性や知識量を競う
美しいものへのあこがれ
可愛らしいものへの愛情
恋愛
友情
尊敬
謙遜
さりげない自慢
噂話
嫉妬
ライバル心
ちょっときわどい冗談
ちょっと辛辣な悪口
表現方法は違えど人の感情は、
今も千年前もたいして
変わらないのではないか・・・
そんな気がしてくる。
眠れないほど面白い『枕草子』: みやびな宮廷生活と驚くべき「闇」 (王様文庫)
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