この2冊の本は、同じ登場人物なので
シリーズものと言えるのかも。
他にもあるのかもしれないけど
私はこの2冊しか読んでない。
2冊とも面白かったので紹介(*^^*)
一人称の僕というのが
中学生の男の子で主人公。
副主人公的な登場人物として、
この主人公の友達がいる。
同じ中学生で主人公の親友。
将棋部のエース「島崎」
主人公はサッカー部員で、
ごく普通の中学生という感じ。
この親友の方が、
年齢より大人びていて
かなり頭のいいキャラ。
物語の中で、探偵的な役割は
どちらかというとこの親友の方。
主人公も好奇心旺盛で行動力がある。
その他の登場人物達も
皆個性的で魅力のあるキャラが多い。
どんどん人が死ぬとか
連続で驚くような事件が起きるとか
アクションシーンが多いとか
そういうストーリーではないので、
スピーディーな展開が好きな人には
少し物足りないかもしれないけど・・・
人間の内面、心の動きを鋭く観察し
真実に迫っていくという種類の展開。
そういう話が好きな人なら
存分に楽しめると思う。
こちらの方が先に書かれている本。
平凡だが悪くはないという主人公の家庭。
そこに起きた突然の非日常の出来事。
これに何の意味があるのか・・・
最初の推測からどんどん変わっていき、
意外な方向へ流れていく。
私の感想としては読後感は爽やか。
家族の絆を描いた内容。
こちらの本は、主人公の
淡い初恋から話が始まる。
人が死ぬような話ではない1冊目と違って、
こちらは殺人事件が最初に起きる。
表面に見えているものとは違う
人間の内面と、
主人公にとっては見たくない真相。
事件は解決するけれど
ハッピーエンドとは言い難い
終わり方なので苦手な人もいるかも。
私としては、
こういう事ってあるよなあと
何度も思いつつ読み進んだ。
様々な登場人物の内面の描写が
リアルすぎて怖い。
そこが何より凄いと思った。