「自分の思考が今の状況を作っている」
というのを、
本で読んだり聞いたことがあると言う人は多い。
引き寄せの法則がブームになった頃から
少しずつ出てきだした情報だから。
これはまさに真実なわけだけれど、
どうもこの事を違う解釈で捉えている人が多い
と感じる
物事が思うようにいかない時、
「自分の思考が今の現状を作っているから」
と考えた後に
「自分の考え方(思考)が悪いから」
「反省しないといけない」
「この性格を直さないといけない。
自分を改善しないといけない」
「全ては自分が悪い」
「自分は感謝が足りないかもしれない」
こういう感じで思ってしまう。
自分の思考が良くない。
望まない事が起きるのは全て自分が悪い。
こんな自分だから悪い事ばかりでも仕方ない。
反省して、もっと努力して、もっと感謝して、
変わらなければいけない。
何でも良い悪いで考えるとこうなってしまう。
思考に良いも悪いも無いのに。
自分がその瞬間瞬間どういう気分(思考)に
なっているか
どういうイメージを抱いているか
という事によって
次の瞬間の自分の状況を
自分の思考によって作り続けているという事。
なので「思考が変われば現実が変わる」
という、よく言われている情報は真実という
ことも言える。
こうなってほしくないという状況を
いつも心配して不安に思い、
強くイメージし続けていると
そのイメージ通りの現実を作るという事。
その結果として
物事が思うようにいかない
来てほしくない現実ばかり起きる
という事になってしまう。
けれどこれは、ただ単純に
表面的には無意識の部分も含め
こういう思考をしていたから
それが来た。
来てほしい事より来てほしくない事を
強くイメージしていたから来た。
というだけの事で、自分が「悪い」とか
「感謝が足りない」の話ではない。
これを勘違いして、いつも「自分が悪い」
という思考をしていると、
「悪い事起きるのはお前が悪い」
「嫌なら反省しろ。努力しろ。変われ」
「感謝が足りない」
と言ってくる人が周りに次々と現れる。
これがまさに、思考が現実化している
ということ。
何が起きても常に
全て自分が悪いと考えるのは世間的に見ると
いわゆる「いい人」ではあるけど。
いい悪いではなくて、
自分が心地いいと感じられるかどうかという
だけの事。
何でも全て「自分が悪い」という思考は
やめておいた方がいいかと思う。
常に自分を卑下する思考、
自分を責める思考だと
そういう状況の引き寄せが起きる。
いい悪いというジャッジを止めてただ
「今こういう思考でこれが来ている」
という風に受け止めると
自分の思考の傾向が分かる。
違う状況にしたければ、それを変えてみるだけ。
今とは違う現実を作るには?と考える。
今、この瞬間、どんな気分?
常に考えてるのは
イメージしてるのはどんな事?
そこを自分で観察する習慣が出来て、
無意識ではなくて気が付くようになる
というところがまずは第一歩と思う。
気が付かないと変えようが無いから。
なぜそうなっているか
思考の習慣に気が付いたら、
例えば常に気分が重いなら
その原因になっている日常の何かを
止めてみる。離れてみる。
今の事でなく過去に引っ張られているなら
「これは今の事ではない、つながりを切る」
と意識してみる。

