キングダムアニメ第3シリーズ12話あらすじネタバレ感想

キングダ媧燐

今回も、秦国側、合従軍側どちらも皆んなかっこよくて最高だった。
軍の陣形の作り方、突撃の瞬間など、
上から眺めた目線で動きが見られるのもアニメならでは。
原作漫画でも図解入りで丁寧に描かれているけれど、
動く画面でそれが見られるとさらにそれがよく分かる。
大軍が移動する時、突撃する時の迫力も凄い。

前回までの函谷関での戦いは、桓騎の奇策で危機を脱した。
張唐は毒にやられて死にゆく直前に、韓軍総大将成恢を討った。
成恢の討ち死には合従軍側には大きな打撃になる。
しかし秦国側も、函谷関に火をつけられてしまった。
この事は咸陽宮にも伝わり、
宮女達は最悪の場合も覚悟しつつ、秦軍の勝利を天に祈った。

函谷関はまだ陥落したわけではないが、
今も秦国側が窮地に陥っていることには違いなかった。
この状況の中、燕軍と戦っていた王翦の軍が突然姿を消した。

この知らせを聞いた咸陽宮では、
王翦が戦を放り出して逃げたのではないかという話になる。
山で王翦の軍と戦っていた燕軍総大将のオルドも、
王翦が本当に逃げたのだと思った。

勝てる戦しかしないという王翦。
この戦では勝てないと見て、
本当にあっさりと逃げたのだとオルドは思ったのだった。
しかしこれは、最初から全て王翦の作戦通りで、
罠に嵌ったのは実はオルドの方だった。

函谷関に通じる崖を登っていくつ燕軍の兵士達を、
先に伏せていた王翦の軍が上から弓矢で狙い撃ちにする。
オルドはここで、
山間侵攻には欠かせない精鋭の貴重な八千を失った。

最初から先の先まで読んでいた王翦の策の勝利だった。

王翦はオルドを生け捕りにしようとしたがそれは失敗し、
向かった臣下の孟龍の方が討ち死にした。
それでも秦国にとってこの戦果は大きい。
王翦は、燕軍の主攻を担う八千の兵を壊滅させた。

一方、楚軍第二軍の将媧燐は、項翼に五千の兵を預け、
騰の首を取ってこいと命じる。

急造の五千が軍として機能しないことを
最初からわかっていた項翼は、軍を薄く広げた。
自分という五千将の首をエサに、騰を誘出す作戦に出た。
取り囲んで多勢で騰を討つ事を考える。

騰軍方陣の中の蒙恬は、
騰が外で討たれたら終わりだという事がわかっていて
必死に戦っていた。

この時、媧燐将軍が自ら動いた。
方陣の正面に向かって媧燐本軍が突撃した。
外では、項翼の隊五千と騰の隊千が戦っている。

方陣中央を守る隆国は
王騎軍残党の太呉の隊に、媧燐軍側面から突撃して
媧燐の首を取ってこいと命じた。
しかし媧燐の精鋭隊は強く、一歩も中に入れない。
逆に攻撃を受けてしまっているのを見て、
隆国はこれを一度下がらせた。

方陣の正面には媧燐軍が侵攻していて、
もう少しで正面の蓋が破られそうな状況まで来ていた。
このままではまずいと見た蒙恬は、
予備軍を連れて隆国軍の増援に向かう。

敵軍の中に取り残された形になり
討ち取られたと思われていた録嗚未と干央は生きていた。
媧燐軍の背を討つ位置から二人が襲いかかる。


秦国側の見どころは、王翦の策略の素晴らしさ。
常に全体を見て戦っている蒙恬。
危機を脱して再び登場した録嗚未と干央も、
これからどう戦うのか楽しみなところ。

合従軍側の見どころは、媧燐の打ち出す策。
初めて五千の兵を率いて戦う項翼の活躍。

キングダム王翦
キングダム録嗚未
キングダム白麗 項翼

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