漫画【キングダム】嬴政と向のエピソードまとめと感想 原作あらすじネタバレあり

キングダム 政と向 キングダムあらすじネタバレ感想

政と向の出会い

秦王嬴政にとっては、
国王の血を引く子供を残す事も仕事の一つ。

咸陽宮には二千人も宮女がいる中で、
向はそのうちの一人にすぎなかった。
身分の高い家柄の出でもなく、
際立った美貌の持ち主でもない。

同じく宮女の陽とは、仲がいい友達。

それだけの人数の宮女がいるので普通は
伽に呼ばれる事すら、なかなかチャンスがない。

積極的に頑張ったわけでもないのに
なぜかそのチャンスに恵まれた向。
それも一度ではなく、何度も伽に呼ばれる事に・・・

しかし、
伽に行っても嬴政はいつも書を読んでいるだけで
向に手を出してこない。
複雑な気持ちになりながら、聞くこともできない向。

二人の出会いは、こんな状況から始まっている。

二人の場面で好きなところ 1

嬴政と向の信頼関係がたしかなものになったと思える、
とても好きな場面の一つ目は・・・

嬴政の母である太后が、
嬴政とは権力争いで対立している側の呂不韋と密会していた。
その場面を向は偶然目撃してしまう。

表面上は嬴政の願いを聞き入れ力を貸すと言っていた太后が、
裏では呂不韋繋がっている。
呂不韋と太后は元恋人同士。

その事実を知ってしまった向は、
なんとしてもそれを嬴政に伝えなければと考える。

しかしこの時、人の気配に気がついた宦官が
塀越しに向を剣で刺した。
刺された向は重傷を負いながら声一つ立てず、
自分の血が剣に付かないように衣服で押さえながら
これをやり過ごす。

刺した宦官は怪訝そうな表情をしつつも
それ以上確かめようとはしなかった。

向は、出血が酷いのも気にせず
嬴政に伝える事だけを考えて戻ろうとするが
途中で倒れてしまう。

翌朝友達の陽が見つけて、
手当てを受けた向は何とか命を取りとめた。

刺されたら痛いなんてもんじゃないし、
普通なら「ぎゃああああああ!!!」とか絶叫して
見つかるところ。

向は自分のためでなく嬴政のためだけを思って
痛みにも出血にも耐えて、
伝えるべき事を伝えようと必死で行動する。

普段は決して自分の意見をはっきり言ったり
積極的に前に出るタイプでなくても、
愛した人のためにこの行動ができるのはすごい事だと思う。
本当の意味での強い女性。

嬴政がこの事に心を動かされた様子は、
この後の展開を見ても伝わってくる。

嬴政が向に心惹かれていく様子

この事件より前にも、向が伽に呼ばれていた頃
嬴政は他の誰にも話した事のない自分の過去のことを
向にだけは話している。

王の子供を産むという事は
権力を手に入れる事にもつながるので、
言ってみれば女の戦場でもあるような世界。

その中で向は、権力には興味がなく、
純粋に嬴政を好きになり真っ直ぐに愛情を表現している。

伽に呼ばれても手がつかない事に文句を言うのではなく
「心の伽をしたい」と言うところも向らしい場面。
国王といっても一人の人間なので、
そういう女性になら心を許し自分のことを安心して
話そうと思うのかもしれない。


その後にあった例の事件で、
命をかけて自分に必要な情報を伝えてくれた向に対して
嬴政はさらに信頼を寄せ、心惹かれていった様子。

重傷で意識が朦朧としている向には
聞こえていなかったかもしれないけど、
向が寝ている寝台の横で
「お前に救われたかもしれない」という事も
言っている場面がある。

たしかにこの情報は嬴政にとって大きいもので、
これを知らずに表向きの状況を信じて
後宮勢力が自分に味方してくれるものと思っていたら
大変な事にもなりかねない。

重傷を負った向を助けようと、
嬴政に直接伝えた友達の陽の行動力もあって
王宮に仕える医師団の治療を受けた向は回復する。

その後、嬴政と向の間に子供ができる。

二人の場面で好きなところ 2

これより後のエピソードで好きな場面をもう一つ。

秦国以外の全ての国が合従軍となって秦国に攻め入った時。
ついに咸陽宮近くにまで敵が迫っていた。

このまま待っていても城は落とされ、
国が滅ぶかもしれないという土壇場。

最後に出来る事として嬴政が決断したのは、
咸陽宮の喉元にあたる蕞での攻防戦に自ら出陣するという事。

出陣前のわずかな時間、嬴政は向に会いにくる。

向のお腹には、二人の間の子供がいる。
子供が大きくなってきた事を感じて喜びの中にある向にとって、
嬴政の出陣は恐ろしい知らせであったに違いない。

「勝つまで戻らない」という言葉に、
もし勝てなかったら・・・という思いがよぎってしまう。
送り出せば、嬴政は戦場で死ぬかもしれない。

行って欲しくない、どうせ死ぬならこの場所で
一緒に死ぬ方がいいと思ってしまう向。
それでも、
出ていこうとする嬴政を呼び止めて向が発した言葉は
「どうかご武運を」というものだった。

本音は行って欲しくない、
それでも乱世の后として強くあらねばならないという
気持ちから出た言葉だと思う。

この場面も、向の内面的な強さが表れている気がする。

これを聞いた時の嬴政の表情も、
意外・・と思っている感じに見える。
泣いて引き止められる事を予想していたのかもしれない。

いい意味で相手の予測を裏切る言葉。
ここでも惚れ直したのでは?と思うところ。

向の思いが叶った理由

最初は片思いらしきところから始まっている。
向の、純粋に嬴政を慕い愛する気持ち。
そこから嬴政の子供を産み、
その女の子が四歳まで成長しているところが
原作の今の段階でも描かれている。

向の恋愛は
相手が自分をどう思っているかを気にする事がない。
自分が相手を好きだという気持ちだけで、
相手のために何ができるか考えている。

そこに計算や駆け引きが微塵も無くて、
自分がそうしたいからするという潔さがある。
これは確実に相手の心に響くと思う。

相手が思ってくれるなら自分も・・・
相手がこうしてくれるなら自分も・・・
という人の方が多いと思うし
「愛してくれたら愛します」という方がむしろ多いのかも。

自分が思ってもらえようがもらえなかろうが、
自分はこの人の事が好きだという真っ直ぐな気持ちの女性には
なかなか出会えるものではない。

そういう人には本当の意味での強さがある。
好きな場面としてあげた2つの場面も、
向の内に秘めた強さが見られる場面。

こういうタイプの強さを持った女性に惹かれる男性は多いはず。
真正直さ、純粋さ、強さは同性からも好感を持たれる要素なので
向には陽という親友もいる。

今の恋愛の悩みにも参考になるこの漫画のエピソード

恋愛の話は、
二千年前が舞台の漫画でも現代でもあまり変わらないもの。

今回主に女性側の向の視点から書いたけど、
片思いでなかなか伝わらないという恋愛の悩みは
現代でもとても多い。

この時代のように戦国の世という時代背景は無いから
そこは違うとしても。
現代は現代で違う意味で激動の時代だし、
色々な事は日々起きている。
恋愛にも、仕事や他の人間関係が絡んでくるのは
この時代も今も同じ。

そんな中での恋愛。

そういう時どうしても
相手が自分の事をどう思っているのか?
相手には自分以外に誰か親しい女性がいるのか?
いるとしたら、その女性と自分とどっちが
勝っているのか?

ほとんどの人が
そこにばかりフォーカスしてしまいがち。

でも実際は
そこにこだわればこだわるほど、
上手くいかない事が多い。

このあたりは
今でもこの時代でも変わらないものだなと思いながら、
嬴政と向のエピソードを読んだ。



このブログのイラストはArtemis様の作品です。
他のキングダムキャラも沢山観れるArtemis様のイラストはこちらから。

今回いただいたこのイラストは
台湾の春節にランタンを飛ばす行事がある、その場面を描かれたと
いう事です。
素敵なデートスポットですね(*^^*)

キングダム 政と向

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