ゴーマニズム宣言【コロナ論2】小林よしのり 読んでよかった役立つ本感想

時事ネタ本

テレビで言われている事がいかに嘘が多いか、
それによって特定の薬などに頼る思考が
どれだけ広まってしまっているか。
そういった話からこの本は始まっていく。

実名で名指しでの批判もあるし、かなり辛口。
思っていても誰もなかなか言えない事を
はっきりズバリと言ってくれる。
それこそがこの本の面白さでもあると思う。

感情論の批判ではない。
公開されている資料をもとに(テレビでは
もちろん出さない物だけど見ようと思えば
誰でも見れる)
専門家の意見を聞いたりしていて、
根拠のない批判はしていない。

漫画が半分くらいなので、
普段本を読む習慣のある人なら
専門書などには馴染みが無くても
読みやすい所も魅力。

コロナの特効薬としてアビガン
期待する人も多いけれど・・・
薬には必ず副作用もある。
これさえあれば大丈夫という薬など存在しない。
薬に期待している人にはがっかりかもしれないけど、
これは知っておいた方がいいと思う内容。

人間が本来持っている免疫力を無視して、
特効薬だけを待つ、ワクチンだけを待つ思考は危険。
感染対策に関しても、
「テレビで言われているからやろう」ではなくて
それが本当にどこまで有効なのか?
逆にマイナス面はないのか?
それを比べた時どうなのか?
このあたりの事を考えるのは大事だと思う。

この本には、マスク着用の有効性がどうなのか
というところも詳しく書かれている。

何でもかんでも消毒、手指も消毒で
ウィルスを敵として排除するという考え方が
いかに非現実的かという事についても
分かりやすく書かれている。

内容の濃い二つの対談も本の中で読める。
京都大学ウィルス.再生医科学研究所准教授
宮沢孝幸氏
在宅緩和ケア専門医.緩和ケア萬田診療所院長
萬田緑平氏

特定の一つの病気だけを異常に恐れる
今の世の中の状況はどうなのか。

普段からよく調べている人ならすでに知っている
内容も多いかもしれないけど。
自分は知っていても人に説明は難しいので
気が付いてない人に貸してあげるのにもおすすめ。

私は1を読む前に、たまたま買えた2を読んだけど
1冊単独で読んでも十分意味は分かるので
1~読まないと・・・と言う事は無い。

ゴーマニズム宣言SPECIAL コロナ論2

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