【ゴーマニズム宣言 コロナ論】小林よしのり 読んで役立った本の内容と感想

時事ネタ本

私はこの本より先にコロナ論2の方を買って
読んだけど、内容はそれぞれで完結しているので
どちらから読んでも大丈夫。

こちらの方が先に書かれているので、
昨年2020年の春に出された
最初の緊急事態宣言の時の様子について
主に書かれている。

どれだけの人が恐怖に陥っていたか。
メディアがどれだけ恐怖を煽ったか・・・
その時点で存続していけなかった店は
次々と閉店した。

飲食店経営者の自殺という、
悲しい事が起き始めたのもこの頃から。

日本全体としては
「経済より命が大切だから」という意見で
より厳しい規制やロックダウンを求める人も多い。
まるでこの世に存在する死因はコロナしか
無いと思わせるような、
メディアの印象操作も大きいと思うけど。

この本の中では、その流れに対して
警鐘を鳴らし続けている。

抑圧策を一切行わなかったスウェーデン
今どうなっているか。
その事についても詳しく書かれている。
テレビでは絶対にこういう内容は放送されない。
スウェーデンのやり方は失敗だったという
印象を与えるような報道しかされていない。
でも事実はどうだったのか。

人間が生きる事。
そして誰もが必ず死ぬという事。
最後まで人間らしく生きて死ぬという事。
この本の中ではそういったところまで
踏み込んで語られている。

個人的な感想を言うと
特にこの辺りの話が最も共感出来る内容。

心臓が動いてさえいれば生きていると呼び、
少しでも長く生かす事が良しとされている
日本の今の医療には以前から疑問があったから。

最後のページには
昨年の緊急事態宣言の時の街の様子を写した
写真が載せられている。
どこもかもガラガラで人の姿が消え、
街が死んでいる。

「楽しくステイホーム♪」とか言っていられるのは
余程経済的に余裕のあるごく一部の人達だけ。
経済を止めるような事をいつまでも続けていたら、
これから先いったいどうなっていくのか。

ゴーマニズム宣言SPECIAL コロナ論 (SPA!コミックス)

コロナ論2について書いた記事はこちら

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