印象に残ったおすすめ本 ビートたけし【弔辞】

時事ネタ本

200ページ足らずの薄い目の本だけど
1冊で色々なものが詰まっている本。

この本を読みながら何度も爆笑した。
その他にも、それは知らなかったという内容。
なるほどと思える内容。
ノスタルジックな気分になったり、
心にジンと響くものがあったり。

出来るだけネタバレしすぎないように
気をつけつつ記事いたけど
興味ある人は本買って読んだほうが早いかも(^_^)

読めば懐かしい時代を思い出せる その裏にある秘話の数々

昭和40年代生まれの私には懐かしい話題が多かった。
漫才ブームと言われた時代が確かにあり、
その頃はテレビではどのチャンネルを回しても
漫才をやっていた。

それより前は、
お笑いと言えば落語が中心の時代があって
漫才はどちらかというと「色物」という
扱いだったらしい。

私は自分がテレビをよく見ていた十代の頃
すでに漫才ブームが始まっっていたので、
漫才の方が人気がありお笑いといえば漫才
という印象があるけけれど。

この本の中では
そこから話題を広げて、その頃人気があった
テレビ番組について、
その頃この世界で売れていた人達について、
これからのテレビ番組についてなど
語られている。

テレビ離れが進む中テレビが生き残るには?

この業界に実際に長年居続けて
トップを走り続けた人だからこその考察、
一般には知られていない裏話などもあり。

15年以上前からテレビを観ていない私が読んでも
興味深く面白かった。

親からの教え 受ける影響は大きい

子供の頃の話から始まって
母親の教えというのが何年経っても未だに
影響が大きいということが書かれている。

「母親を中心とした封建制のような家だった」
という事で、礼儀作法、トイレ掃除の事など
厳しかったエピソードが次々と出てくる。

その教えがあったから、
今でもトイレが汚れているのを見るとつい
掃除してしまうという事も書かれている。

食べ物に関しても家に関しても
特にこだわりとか豪華な物でなければという思いは
ほとんど無く、店の人に向かって
食べ物が美味いだのまずいだの言うのも苦手との事。

飲んだくれでどうしようもないけど・・・
と言いながらけっこう憎めないところがあるようなお父さん、
昔は厳しかったけど後には
活躍している息子をちょっと自慢したいようだったお母さん、
優秀だったお兄さんなど、
個性的な家族の事がユーモアいっぱいに語られている。

この章の終わりには「家族には感謝しかない」という言葉。

ピラミッド型のこの世の中の仕組みを知っている人

ビートたけしさんと言えば、お笑いの世界でも活躍し
それだけにとどまらず映画監督としても超有名で
本も何冊か出されている。

そういう人なら、
嫌でもこの世の中の仕組み、
裏側の世界の事など知り尽くしているのかと思う。

けど、知っていてもあまり言えないという人が
ほとんどだと思う。
言うと怖いからね(°_°)

この本の中では、
これ言っていいのかな?(^◇^;)
という文章がところどころ出てくる。

資本主義社会の歪み。

拡大する貧富の差。

このままいくとこれから先どうなっていくのか。

本当にごく少数の者が奴隷とAIを管理、
全てを支配して生きていく世界が
来てしまうかもしれない。

巨万の富を得たとしてもそうでなくても
本当は人間そんなに変わりないのではないか。
人間の幸せってどこにあるのか?
というところもなるほどと思う。

お笑いの哲学

「人を泣かせるより笑わせる方が難しい」
それはたしかにその通りだと思う。

行き過ぎでもいけない、
でも遠慮しすぎては少しも面白くない。

そのギリギリの線を狙っていくのが
一番難しいところに違いない。

笑ってはいけない場面ほど人間は笑いたくなる。
これもものすごくわかる。

人間というのは結局、欠陥品だというところも。
そういうところにも笑いがある。

笑いというのはその時代の何かとセットになっていて、
その時だからこそこれがうけるというのもある。
これもなるほど。
だから過去の芸にこだわってはいけないということ。

         弔辞

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