オリジナル小説猫

小説 妖獣ねこまた

小説 妖獣ねこまた 9

山に棲む存在達樹齢数百年、中には千年以上かと思われる大木がそこら中に存在していて、大地に大きく根を張り、空に向かって枝を伸ばしている。木漏れ日がキラキラと眩しい。大木の枝が、風を受けてザワザワと揺れた。和人が見たことの無い植物も沢山見られ、...
小説 妖獣ねこまた

小説 妖獣ねこまた 8

山の奥深く 未知の世界へ途中から、車道を外れて山に入り獣道を行く。リキは馬ぐらいの大きさになって、和人を乗せて走った。和人も最近ではリキに乗るのに慣れてきて、体の力を抜いてゆったりと乗れるようになってきた。実際、馬に乗る時ほど揺れないし、尻...
小説 妖獣ねこまた

小説 妖獣ねこまた 7

猫の会合にて 過去の過ちが再び駆けつけた警察官に対して喜助は『山道を走っていたら前の車が突然フラフラと蛇行し始めて、どこかにぶつかったのか凄い音がした。後ろを走っていた自分の車も、急にコントロールを失って状態がおかしくなったので運転をやめて...
小説 妖獣ねこまた

小説 妖獣ねこまた 5

説明会当日 作戦決行その日は朝から、どんよりと曇っていた。蒸し暑い夏の昼間。村の集会所の前には、見慣れない車が二台止まっている。この地域の開発について、これからここで説明会が開かれるのだ。一時間ほど前、国の機関とも連携して動いている地方自治...