今は原作の大ファンの私が、
最初に『キングダム』という作品を知ったきっかけは
たまたま映画館で実写映画を観た事だった。
その後原作を全巻読んでさらに嵌ったけど、
原作を全巻読んだ後でもう一度映画を観ても、
映画は原作の魅力を存分に伝えてくれていると思う。
この記事は、最初の実写映画について書いているけど
今は3まで出ている。
続編もまだあるようだから、すごく楽しみ。
原作をすでに知っている人は、いきなり3から観ても
2から観ても楽しめるはず。
多人数の戦場のシーンが出てきて迫力があるのは
1よりも2以降(1は王宮の内乱の話)
原作を知らない人の場合は、
1から観ないと内容が分かりにくいかと思う。
登場人物も多いので、最初を観てないと誰が誰か
分からなくなる。
![実写映画キングダム 信](https://www.satsuki88.com/wp-content/uploads/2020/06/img_9133-225x300.jpg)
アイキャッチ画像含めこのブログの中の人物イラストは全て
Artemis様からいただきました。他のキングダムのイラストも
こちらから見れます
実写映画キングダム 4つの見どころと魅力
ストーリーの魅力
原作の1~5巻前半までの内容が実写映画の内容。
主人公は戦争孤児で下僕の出の、信という少年。
今の生活から抜けすには剣の腕を磨くしかないと、
同じ家で下僕の暮らしをしていた漂とともに日々
鍛錬に励んでいた。
王宮に仕官した漂は、王宮で起きた反乱の時、
秦国王政の身代わりとして命を落としてしまう。
この事で最初は政に対して恨みを持った信だが、
漂と二人で目指した夢のために、
王都奪還の戦いに協力する事を決意する。
反乱を起こした王弟側と比べて、
政は本当に少ない味方しかいない薄弱の王。
このままでは勝ち目はないという状況の中、
少ない望みをかけて
危険を承知で山の王に会いに行く。
その結果、山の王の協力を得る事が出来た大王側は、
山の民の戦士達とともに王都奪還を目指す。
最初から波乱万丈な展開になり、
以降ずっとテンポがいいので、観ていて飽きることがない。
アクションシーンも多く、ハラハラさせられる見せ場が多い。
信と漂の友情、
漂が死んでも二人で目指す道は同じというところが、
ストーリー全体を貫いている。
最初は憎しみから始まった政との間に、
いつしか信頼が生まれるのも見どころ。
下僕の暮らしで過酷な労働の毎日、
でも夢を抱いて鍛錬を続けていた信に、
わずか数日の間に人生を激変させる出来事が次々に起きる。
その中で、剣の腕も精神的にもどんどん強くなっていく
信の成長の物語でもある。
![実写映画キングダム漂](https://www.satsuki88.com/wp-content/uploads/2020/06/img_9132-225x300.jpg)
キャラの魅力
原作を知らないで観ても楽しめたので
それでもいいけれど、
原作を先に知っていたらもっと楽しめると思う。
後で原作を読んで思ったことが、
見事なまでに全員が嵌まり役。
キングダム原作は
魅力的で個性的なキャラが多いけれど、
原作から抜け出たようなキャラを
実写で見られる。
私は家にテレビも置いてないし
芸能人をほとんど知らないので贔屓目はない。
抜群の運動神経、戦闘能力の信。
これもめちゃくちゃ強い山の民の戦士達。
強く美しい山の王。
圧倒的な存在感の王騎将軍。
明るく朗らかで、命を落としたけれど
英雄のような活躍をした漂。
信念を貫く力のある、美しい秦国王政。
可愛いらしさのある河了貂。
その他にも、
実写でやるのは難しそうな役ばかりだけど、
不自然さを全く感じなかった。
![実写映画キングダム](https://www.satsuki88.com/wp-content/uploads/2020/05/img_9087-225x300.jpg)
スケールの大きさの魅力
キングダムの舞台である中国のロケも
あったというのを後から知ってやっぱりと思った。
最初の王騎将軍の登場シーンなど、
兵の数も馬の数も凄くて迫力あり。
王宮に八万の兵が集まっている場面。
山の王の城はCGらしいけど大迫力で
見ごたえあり。
アクションシーンの魅力
最初、内容は知らないけど予告編観て、
戦いが中心のアクション映画かと思って期待して観た。
その期待は裏切られなかったどころか期待以上だった。
主人公の信が一対一で強敵と戦うシーンも素晴らしく、
戦いの場面が王宮内に移って
大勢の人間が入り乱れて戦うシーンの迫力も凄い。
キングダムは、原作が戦いのシーンが多い漫画で
出てくる人数も多く、桁外れに強い人物も出てくる。
そういう原作の場合、実写になったらしょぼくなって
がっかりするという事もあるけど・・・
この映画は期待を裏切らないと思う。
なので、アクション映画好きの人にもおすすめ。
映画館にも何度も通ったけどまだ観足りなくて
私が買った実写映画キングダムの円盤はこちら。
映画の中の見せ場のシーンが沢山載っている写真集。
映画 キングダム 写真集 -THE MAKING-
実写映画『キングダム』の原作漫画との比較
原作を観ていない人が観ても
ストーリーは理解できるし十分楽しめる実写映画キングダム。
でも、原作の内容をある程度把握しているともっと楽しめる。
原作まだ知らないけど、これから円盤買うとか借りてきて
映画の方から観ようかなという人へ。
実写映画を先に観て嵌ってから原作読んだ私が
「ここ知ってたら楽しめるよ」というポイントをお伝えする。
![実写映画キングダム](https://www.satsuki88.com/wp-content/uploads/2020/06/img_9131-300x225.jpg)
- 舞台はいつの時代?
- 物語の背景
- 登場人物とその関係
舞台はいつの時代?
物語の舞台となるのは2000年ほど昔。
春秋戦国時代の中国。
七つの大国が戦争を繰り返していた頃。
その中の1つの国、秦国での物語。
物語の背景
秦国では、13歳という幼い年齢の嬴政が王位についた。
子供なので実権はなく、
亡くなった父王の後ろ盾となっていた人物呂不韋が
実権を握っている。
物語は嬴政が王になってから1年後の14歳の時。
嬴政の腹違いの弟である成蟜は、
嬴政が王になった事を不満に思っていて王座を狙っていた。
この若き王嬴政が、
弟の反乱によって王座を奪われるという事件が起きる。
まだ子供で丞相の呂不韋に実権を握られており、
王宮内では何の力もない薄弱の王が、
王座を奪い返す事が出来るのか?
その事が物語の中心になっている。
登場人物とその関係
この物語の主人公は、
下僕の身分で名もない1人の少年
「下僕の身分から抜け出し天下の大将軍になる」
という夢を持っている。
普通なら絶対に出会う事のない、
秦国王嬴政と下僕の少年信の出会いも、
この物語の軸となっている。
嬴政と出会い王都奪還の戦いに巻き込まれていく信。
![](https://www.satsuki88.com/wp-content/uploads/2020/07/無題334_20200527201051-1024x768.png)
登場人物がかなり多いのと、
名前が日本人の名前と違うので原作知らないと少し覚えにくい。
主要な登場人物は、主人公信、信と同じ下僕の少年漂、嬴政、
嬴政の側近の昌文君、副官の壁。
信、嬴政と出会ってこの戦いに巻き込まれていく河了貂。
山の王楊端和、山の民の戦士バジオウ、タジフ
ここからは反乱を起こした弟成蟜の側の登場人物。
呂不韋と並んでもう一人の丞相竭氏。
王宮内はこの二派が対立している。竭氏の配下の肆氏。
王弟陣営が嬴政を暗殺しようと送り込む刺客の
朱凶、ムタ。ランカイ、左慈。
![](https://www.satsuki88.com/wp-content/uploads/2020/07/無題335_20200527202359-1024x768.png)