オリジナル小説 エッセイ

オリジナル小説 エッセイ

見えない檻 後編

塀に沿って、私と明日香ちゃんはひたすら進んだ。最初は必死で走ったけれど、ずっと走っていては体力がもたない。まだ追手が来る様子も無いので、途中からは歩いた。時刻は深夜なので、全ての住居が明かりを消していて、辺りはシーンと静まりかえっている。私...
オリジナル小説 エッセイ

見えない檻 中編

自分が今まで住んでいた場所とはまるで違う。支配層の彼らが住む場所には、豊かな自然の風景が広がっていた。彼らの住んでいる場所高層ビルのような建物を想像していたけれど、全然違っていた。広々として緑豊かな美しい庭の中を歩いていくと、二階建ての木造...
オリジナル小説 エッセイ

小説 見えない檻 前編

安心で、安全で、便利で、素晴らしい世界だとずっと信じていたのに・・・その実態はディストピアだった。2030年 私の日常呼び出し音が鳴っている。私は椅子から立ち上がって、玄関まで行った。狭い集合住宅の部屋の中で、わずか数秒で行ける距離。ドロー...
オリジナル小説 エッセイ

短編小説 私が死んだ日

『死は、自分という意識存在の消滅でもなく、恐ろしいものでもなく、今回の体験をするために乗ってきた今の肉体という乗り物から降りるようなもの』私が死んだ日ちょっと疲れたかも。座って休もうか。私は、平たい石の上にゆっくりと腰を下ろした。栗の木の根...