悩みをゴミ箱に捨てて人生を遊ぼう⑩友達が出来ないというあなたへ

オリジナル小説 エッセイ

まず大前提として、絶対に友達を作らなければいけないのか?というところに疑問を持っていいと思う。

ほとんどの人が子供の頃からよく言われてきた事は「明るくて積極的で友達を沢山作れる人が素晴らしい」といった内容。逆にそれが出来ないタイプだと「暗い」「消極的」「協調性が無い」「寂しい奴」「恥ずかしい」「変わってる」といった内容の事を言われたりする。

けれど、友達が出来ない(作らない)という事は、そんなに恥ずべきことなのか?それは違うと思う。

一人の方が落ち着くというタイプの人も居る。友達って人間とは限らないし、動物さん、鳥さん、虫さん、植物さん、肉体を持たない存在も、色々な存在がいる。

人間同士しか通じ合えないと思うのも、ずいぶん狭い考え。

日々起きた事からプライベートな事、うまく行っている事から悩み事まで、何でもかんでも全部話して聞いてもらわないと気が済まないタイプの人もいるけれど、一方、そういう事が一切必要無い人も居る。どちらがいい悪いは無い。

あなたが今何歳くらいかにもよるけれど、まだ学校へ行っている年齢なら学校という所は、合わない人にとってはかなりハードな場所のはず。数十人のクラスの中に、いきなり放り込まれる。自分がそこを選んだわけでもない場所に。特に義務教育の間は、行かなければならないというルールがあるし。

そもそも大勢の中に居るのが苦手とか、集団行動が苦手という人も居るのに。

「皆んな一緒に〇〇しましょう!」とか「クラス一丸となって・・・」というのが学校では多い。これが大の苦手という人にとってはかなりきつい。

そのクラスの中には誰も、合うと思う人が居なかったという事もある。クラスの中以外で友達を求めると言っても部活ぐらいしか無かったりするし。部活には興味ない場合だってあるし。

別に、絶対に学校に行かなければならない必要性は無いと思うし、行かないと将来困ることも無いと思うけど。

学校には意味不明な規則が沢山あり「決まり事を守る事で、社会人になった時に困らない習慣を身につけるため」とか言われてたりするけど・・・これは、社会人イコール会社員という枠の中での話。会社員にならない生き方だっていくらでもある。大人になれば、もっと広い範囲の中から合う人を見つけられる事もある。

あなたが既に子供ではない場合(大人になってからの場合)いつでも一緒に居て何でも話せて・・・という人を求めているから難しいという事がよくある。

女性の場合特に多いのが、中高生の頃、登下校、休み時間、昼食、トイレまで一緒に行っていた「親友」という存在が居たのに、お互い環境が変わって疎遠になったというパターン。それが寂しくて、その人と昔と同じように戻りたいとか、その人に匹敵するレベルの友達が欲しいと思ってしまうらしい。

けれどもしその人と切れずにずっと会ったり連絡を取り合っていたとしても、昔と同じように気が合うことはなくなってくると思う。環境も価値観も趣味もずーっと同じという人は居ないから。合わない部分が出てきて当然。

中高生の時と同レベルの「すっごく仲のいい友達」というのが大人になってから出来ないと嘆くのも・・・それを求めすぎているから苦しくなるのかもしれない。

「この趣味に関してはこの人と合う」「こっちの趣味の時はこの人と合う」とか「年に一回二回この人達と集まって食事をするのは楽しい」とか、そんな感じの人が居れば十分かと思う。

全てが合うたった一人を求めるより、ある程度いろんな人と会えた方が、変化が楽しめるというのもあるし。

合えば挨拶を交わし一言二言話す人とか、旅先での交流とか、それくらいの人間関係もいい。一昔前を振り返っても、そういうのはよくあった。知らない人同士でも、よく見かける人同士は自然に挨拶を交わすとか。犬の散歩やウォーキング、ジョギングでよく会う人と知り合いになるとか。

そういう日常なので、べったりな付き合いなんて無くても、いつも見かける人の姿がしばらく見えないと「あの人元気かな?」という感じで気になったりするもの。

久しぶりに見かけたら声をかけて「最近見ないからどうしたのかなと思って」と言ってみると、実は何々で・・・と返ってきたり。もちろん言いたくなさそうな事は聞かないし。そのあたりが感覚で分かるというのも、日本人が昔から持っている特性。

べったりの付き合いになると、ちょっと合わない事が出てきたり、相手がたまたま忙しくていつもほど話を聞いてくれなかったりすると「関係が悪くなった」「裏切られた」となって、悩みが増えてしまう。

特定の趣味だけの友達とか、顔見知り程度の人間関とか、人間と限らずもっと範囲を広げた友達とか・・・そういう風に考えてみると、気がついたら楽しい日常になっていて「友達が出来ない」という悩みはいつのまにか消えていると思う。

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