オリジナル小説

小説 色のない街と夢の記憶

小説 色の無い街と夢の記憶⑧

興味の対象が他の方に行き始めると、それと比べて学校は今まで以上に面白くない場所になった。けれど、それに気がついた事は良かったのかなとも思う。面白くないと思いながら学校しか知らないよりも、他の世界があることを知った。自分の世界が一気に広がった...
小説 色のない街と夢の記憶

小説 色の無い街と夢の記憶⑦

何とか少しずつ起き上がれるようになり、お風呂に入ったり、食べられるようになると元気が出てきた。学校にも行けそうかなと思って、とりあえず向かってみた。無理だったら戻ればいい。そう思ったらかえって気が楽で、行くことができた。元々目立つ存在ではな...
小説 色のない街と夢の記憶

小説 色の無い街と夢の記憶①

「新しくできたこのシステムによって、個人個人のデータを分析、犯罪を犯しそうな人を見つけます。そして、実際に何か起きる前に、いち早く逮捕してくれるのです。このおかげで私たちの安全は守られています。皆も知っている通り、個人のデータは信用スコアと...