「未来を知りたい」というご質問に対してタロット占いで伝える未来も、複数ある未来のタイムラインのうち、その人が最も選びそうな1つのタイムラインに過ぎない。
「あなたの未来はこうなります」と自信たっぷりに断言されれば、元々そのタイムラインを選ぶ確率が高かった事に加えて、本人が「やっぱりそうか」という思考になる事で、それを選ぶ確率がさらに上がる。
結果としてその体験をすることになって「占いが当たった」ということになる。
そのタイムラインが、本人が望んでいた未来であれば「それでもいいか」と思わないでもないけど、そうでなかった場合はやっぱり問題ありだと思う。
個人個人の性格によっても違うけど、大多数の人は、人生の中で楽しかった事より辛かった事をよく覚えていたり、人から褒められたことより批判されたことをよく覚えているのと同じく、未来に対しても、不安を煽るネガティブな事を言われた時の方が強く心に残ってしまう。
元々未来に対して「こうなったらどうしよう」と恐れて不安に陥っている時に「あなたの未来はこうなります」と自信たっぷりに言われたりしたら、更に「やっぱりそうなんだ」と確信してショックを受け、思いっきりそのタイムラインにフォーカスして、その体験をすることになる。
「占いは、いい事を言われた部分だけ信じることにしている」とか「おみくじは、いい事を書いてあるところだけ信じる」という人もいるけれど、それができるならそれでもいいと思う。
占いを利用するなら「こういう未来は体験したくない」という不安や恐れがある場合は、それを体験しない(それとは違うタイムラインにフォーカスする)ためにはどうしたらいいか考えるヒントにするのはいいと思う。
場合によっては、表面の思考では「こういう未来がいい」と思っている事(頭で考えた答え)が、心の奥底の思考(ハートの答え)と違う事もある。
例えば「この人の事をめちゃくちゃ好きかというと疑問だけどこのチャンスを逃したら次は無いかもしれないから今結婚を決めたい」とか「別にこの仕事がしたいわけじゃないけど、今決めておかないと次は無いかもしれないから就職したい」とか。
この場合、それが叶っても後々悩みが出てくる確率も高いので、そこに自分で気が付いて、自分のハートの声に耳を傾けてみるきっかけになるなら、占いを利用するのはありだと思う。
タロットカードを持っていて、自分で占うのが趣味という人も然り。
「悪いことでも何でもでもいいいから、とにかくはっきり未来はこうなると断言してもらうとスッキリする」という人は少なくないけれど・・・
上の立場の誰かから指示され従う、上の立場の人から与えられたいくつかの答えの中から選ぶ、なぜそうなのか理由は聞かないという習慣を、子供の頃から繰り返し定着させられているとそうなるのかと思う。
本当は、自分の体験したいことは何かハートの声を聞いて、それに従って未来のタイムラインを選んでいけばいいし、時には望まない未来にうっかりフォーカスしてしまっても、その先でまた選び直せばいい。そうすることで、望む方向に少しずつでも舵を切っていける。これは誰でも必ず出来ること。
