オリジナル小説 エッセイ

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小説 妖獣ねこまた 15

8月24日昨日の夜中、タネ婆さんの家から火が出た。今は、タネ婆さんも茜さんもこっちに来ているし、あの家には誰も居ない。火が出る要素なんか無いのに。放火の可能性もあるということだけど、証拠は無いらしい。未だ復興の兆しがなく放ったらかしの震災後...
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小説 妖獣ねこまた 14

山の暮らし三人は、野草を使ったスープとサラダ、喜助達が持ってきた握り飯と漬物、卵焼きなどを並べて、賑やかに話しながら食べた。明日から喜助と良太、シロもこの辺りで寝起きするために、住める場所を探す事になる。今日はもう暗くなったし、明日の朝から...
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小説 妖獣ねこまた 13

山の洞窟で暮らす少女との出会い8月11日この前の事があってから、外へ出る時は周りを警戒するようになった。寝室でも、手を伸ばせばすぐ取れる場所に木刀を置いている。本当は平和にのんびりと暮らしたいのに。あいつらは、何に対しても力で排除しようとし...
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小説 妖獣ねこまた 12

開発計画の弊害 こうなったら移転を考える8月6日事件から2日経ったけど、やっぱり何も報道されない。タネ婆さんも茜さんも、避難所である俺の家に戻っている。俺の家では、人間18人と動物達の生活が今も続いている。食べ物に関しては、米の備蓄もあるし...
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小説 妖獣ねこまた 11

被害のあと7月23日あの地震から丸二日経った。ほとんどの人はまだ、避難所である俺の家で休んでいる。怪我をした人の手当てに関しては、昔から伝わる民間療法に詳しいタネ婆さんが居るから安心。部屋は沢山余ってるし、食糧は自分の家が無事だった人達が持...
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小説 妖獣ねこまた 10

山の主との話「それで?お前も同じ事を頼みに来たということか?」白狼から和人に質問がきた。「はい。そうです」「一度は開発を止めることが出来たが、また始まってしまったということは、約束を守れたのはここまでという事だな」「この程度の期間か」「時間...
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小説 妖獣ねこまた 9

山に棲む存在達樹齢数百年、中には千年以上かと思われる大木がそこら中に存在していて、大地に大きく根を張り、空に向かって枝を伸ばしている。木漏れ日がキラキラと眩しい。大木の枝が、風を受けてザワザワと揺れた。和人が見たことの無い植物も沢山見られ、...
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小説 妖獣ねこまた 8

山の奥深く 未知の世界へ途中から、車道を外れて山に入り獣道を行く。リキは馬ぐらいの大きさになって、和人を乗せて走った。和人も最近ではリキに乗るのに慣れてきて、体の力を抜いてゆったりと乗れるようになってきた。実際、馬に乗る時ほど揺れないし、尻...
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小説 妖獣ねこまた 7

猫の会合にて 過去の過ちが再び駆けつけた警察官に対して喜助は『山道を走っていたら前の車が突然フラフラと蛇行し始めて、どこかにぶつかったのか凄い音がした。後ろを走っていた自分の車も、急にコントロールを失って状態がおかしくなったので運転をやめて...
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小説 妖獣ねこまた 6

匿名の手紙7月12日開発の説明会があったあの日から一週間。今のところ静かだ。あの日、帰っていった二台の車が山道に入ってから、最後はリキがもう一度姿を見せた。大きくなった状態で木立の影から現れた猫又は、相当インパクトあったと思う。その前の喜助...