ビジネス書キングダム45巻あらすじネタバレ名場面 桓騎の手腕と文官の戦い

桓騎の手腕と秦国の勝利

前巻からの続き

村を焼いてそこの住民を皆殺しにし、
その死体を山積みにして運んでいた
桓騎軍の兵。

それに怒りを爆発させた信と瘣。

この事は
大きな争いになる前に収まったが、
敵軍総大将を討った信の武功は
同士討ちの禁を破った事で帳消しに。

それでも飛信隊の中では、
信の思いを聞いた事により皆の気持が
一つになり、結束は強まった。

戦を勝利に導いた桓騎の策

桓騎は早い段階から、標的を慶舎から紀彗に
移していた。

捕えた離眼城の兵を拷問にかけて
紀彗の過去を聞き出し、そこで得た情報をもとに
相手の弱点を突き、丘を降りるように仕向けた。

運んでいた死体は、紀彗にそれを見せつけて
離眼で同じ事を起こすぞという脅しに使うためだった。

村人の死体の山を見せて書を送った後、
実際に離眼へ向かう動きを見せる桓騎軍。

結果、紀彗は丘を降りてそれを追った。

桓騎は最初から、紀彗軍とまともに戦う気は無く
紀彗が丘を降りたのを確認すると十分引き付けた後
分散して逃走。

紀彗軍が抜けて敵の数が半分になった丘をゼノウの隊と
飛信隊が攻撃し、敵は敗走した。

これにより戦は5日目で終わって、戦死者の数は
予想されていた数の半分だった。

大将軍並みの軍略という事になる。

信はこの事に対して瘣との会話の中で、
「戦い方はクソだが結果は真正面から
受け止めなきゃいけねえと思う」と話している。

飛信隊のこれから

那貴が桓騎軍を抜けて飛信隊に移ってきた。

新しいメンバーを加えた飛信隊。

黒羊丘の砦化、築城の最中の飛信隊を
蒙恬率いる楽華隊が訪ねる。

この場所は楽華隊が引き継ぎ、飛信隊は
一旦帰る流れに。
新しく隊員募集も開始、隊の強化のための
期間に入る。
千人の募集に対して倍の人数が集まり、
選考が始まる。

キングダム主人公信

キングダム主人公信

文官の戦い

蒙恬が信に話した通り、大きな戦の前には
準備、仕掛けが必要になってくる。

これは戦場ではなく、文官の仕事。

咸陽でも大きな動きがあった。

斉王と李牧が咸陽を訪れる。

斉王との舌戦と結末

最後の仕事

この対談が実現したのは蔡沢の働きが大きい。

蔡沢は合従軍の時にも、
斉を離反させる事に成功している。
その時の大胆不敵な話の進め方も記憶に新しい。

蔡沢の優れた外交手腕と、斉王との間にある人間関係。

それによってこの対談が実現し、想像以上の大きな
結果につながる。

王の承諾も得ずにここまでの事を勝手に進めるのは
大逆罪でもある。

それでも、
この対談を実現させる事の重要性と比べれば
自分の命など軽い物だと言い切る蔡沢。

「この蔡沢の最後の仕事としてお引き受け
いただけませぬか」と話す。

秦王と斉王の対談で、斉王は事実上の降伏を
宣言する。

これは、戦わずして一国を滅ぼしたのと
同じ意味を持つ。

蔡沢の言葉通りこの対談は大きな意味を持ち、
この後蔡沢は対談を最後まで見届けたところで
息を引き取る。

いつ亡くなったのか周りが気が付かないほど
静かな最後だった。

最後にやり遂げた仕事への満足感は大きく
思い残す事は無かったのかと思う。

秦王の描く中華統一

秦王政は、斉王との舌戦で
中華統一について語り、法治国家について
語った。

国境がなくなれば争いは無くなるという
政の主張に対して、斉王は
滅ぼされる側にとって納得のいく答えをと
問い、その答えが無ければ第二の合従軍を
おこして秦を滅さねばならないと告げる。

その答えとして政が語ったのが法治国家。

統一後は上下なく並びとなって、新しい国の
形成に向かう。

王侯すら法の下という国の形を提示する政。

これを聞いた斉王は

そなたになら全中華の舵取りを任せてもよい
と告げる。

非公式ではあるものの、これは事実上の降伏。

秦国の中華統一へ向けての大きな一歩となる。

キングダム 政

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