26巻の2つの見どころ 策略の戦いと武力の戦い
途中の防衛線を全て撤廃して、過去一度も破られたことのない函谷関に軍を集めた昌平君の策はうまくいくのか。
函谷関へ直接攻撃を仕掛けてくる合従軍との攻防戦、この外での両軍の戦い。
どちらにも見どころが沢山ある。
敵の予想のさらに上を行く策や、手強い相手との戦いなど、ビジネス書として読んでも学べるところが多い。
函谷関を守る桓騎と攻める呉鳳明の対決
この中で、秦国側の函谷関を守っているのは、
蒙驁、張唐、桓騎。
魏軍総大将呉鳳明は、この時代にこんなのがあったのかと
思うような凄い仕掛けを出してくる。
最初、井闌車が出てきただけでは、函谷関はそれが届かない
高さに作られているので、秦国側はまだ余裕だった。
ところが、魏国軍総大将呉鳳明は、対函谷関のために
設計した井闌車を投入してきた。
ついに、函谷関の城壁に橋がかかってしまう。
この梯子を伝って合従軍の兵次々と上がってくる。
しかし、それよりもさらに上をいったのが桓騎の策だった。
大量の油と火矢を使い、二台あった井闌車のうち一台を
焼いてしまう。
武の力の対決 蒙武.騰連合軍九万対楚軍十五万の戦い
臨武君は、圧倒的な武の力を持つ楚軍の将軍。
秦国軍の録嗚未と鱗坊が二人同時に臨武君に斬りかかるが・・・
楚軍の弓の名手白麗が矢を放ち、鱗坊は頭を射抜かれて即死。
録嗚未と臨武君の戦いになる。
かなり遠い距離から狙って鱗坊を討った凄腕の狙撃手白麗が
次は録嗚未を狙う。
それに気が付いて白麗を討ちに向かう蒙恬。
ここに駆け付けた莫邪刀を使う楚軍の項翼、秦軍の王賁。
若手同士の戦いになる。
やはり臨武君は圧倒的に強く、
王騎残党軍第一軍長の録嗚未でも歯が立たなかった。
そこに現れた騰と、臨武君の一騎打ちになる。
過酷な競争を勝ち抜いて、数多の敵を倒し、
楚軍の将軍に上り詰めた臨武君。
一方、騰には
中華をまたにかけた大将軍王騎を
傍らで支え続けた自負があった。
激しい戦いの末、騰が臨武君を討った。
26巻はこちらから買えます(電子書籍)
紙媒体の26巻はこちらから買えます。
ビジネス書としてのキングダムの魅力をまとめた記事はこちらです。
コメント