二次創作小説第9話

二次創作小説

1話の前に設定と内容について書いてます。
それを読んでいただいて興味ある方はどうぞ。
この話だけだと何のことか分からないと思います。


不穏な気配を感じる 産屋敷耀哉

いつの頃からだったか、はっきりは思い出せない。

子供の頃からそういえば・・・時々こういうことがあったように思う。

私に語りかけてくる声。

声と言っても、聴覚を通して伝わってくるものではなく、明らかに自分のものとは違う思考が突然浮かんでくる。

その感覚を無理やり言語化するとすれば、聞こえるというより受け取っていると言った方が近いかもしれない。

最初は気のせいかもしれないと思った。

けれどそれは何年にもわたって、繰り返し繰り返しいつも語りかけてきた。

彼らの計画について私が知ったのも、この声からの情報がきっかけだった。

彼らが何を計画しているのか。

どういう手段でそれを実行しているのか。

人間をどういう方向に持っていこうとしているのか。

彼らの頂点に居る存在が何なのか。

最初は信じられなかった。

今まで私が信じていた事と、あまりにも違ったから。

この声は私の敵なのか?味方なのか?

分からないなりに「この声の言うことがもし真実だとしたら」という前提で、色々と調べるようになった。

そして調べれば調べるほど、この声が伝えてくることは本当なのではないかという確信が出てきた。

この十数年の間にも、それを裏付けような世の中の動きが色々とあった。

無惨の方に情報を与えている存在も居ると知った。

私に情報を与えてくれる存在と同じで、肉体を持たない意識体だけの存在。

そういう存在は、人間の目には見えない事が多いから認識されていないだけで、いくらでも居る。

この広い宇宙に「知的生命体と言えば人間しかいない」という定義の方が、少し考えてみればそもそも無理がある。

肉体を持たずにいる存在達とも、人間は本来普通に交流出来るらしい。

原始的な生活をしていたと言われる古代の方が、そういう感覚を普通に使う人は多かったと聞く。

それが、皮肉にも文明の発達と言われるものによって、その感覚はどんどん鈍くなっていった。

鈍くさせられたと言った方がいいかもしれない。

彼らの目的は、自分の思考を持たず、ただ命令に従うたけの存在を大量に生産する事だ。

彼らが支配しやすい世界を作るために。

それは絶対にさせない。

そんな世界など作らせない。

大正時代に無惨と戦った時と同じように、私はまた戦うことになるのだと思う。

今世でも出会った私の子供達と一緒に。

今日は何故か眠れない。

何かが起こりそうな気がする。

今のところまだ、私に語りかけてくるあの声は聞こえないけれど。

これは私自身の直感かもしれない。

たとえこれが罠であっても 煉獄杏寿郎

「やっぱりあの病院の地下か」

「あの施設の方じゃねぇのかァ?」

「それなら二手に分かれるか」

庭に出て車庫に向かって走りながら、話している時に連絡が入った。

全員に一斉に伝えられるメッセージ。

最初にメッセージを確認した宇髄が、皆に伝えてくれる。

「竈門からだ。夜中に妹が居なくなった。こっちと同じような状況だ。あいつらも竈門の家に集まって四人で動画作ったりしてたらしい」

この件に関わる俺達が、集まって話している場所で、わざわざ事を起こす。こちらを嘲笑うようなやり方。

俺達自身ではなく、身近にいる大切な存在に手を出す。

目をつけられた原因が、どこからなのかは分からない。

SNSでの発信内容からか、集まって話している内容をどこかで聞かれたか・・・

俺達のやっていることに巻き込みたくないから、俺は千寿郎にはこの事を一切話していなかった。

竈門少年にしても同じなのだろう。

妹を巻き込みたくないから話さなかったと思う。

それならそれで、俺達がもっと気をつけて守るべきだった。

本人達は危険があるとは思っていないから、警戒もしなかった。

話さないという選択は、判断を誤ったということか・・・

けれど今さら後悔してもどうしようもない。

何としても助け出す。

「感情を揺さぶって罠にかけるつもりかもしれないな。それでも行くしかないのだが。二手に分かれるか?俺は侵入したことがあるから施設の内部は分かっている」

「俺は病院調べた後患者のふりして入ってみたからなァ。ある程度は分かるぞォ。地下まではどう行くか分からねぇけど」

話している不死川のスマホから受信音が聞こえた。

他の者には来ていないから、一斉送信の内容ではない。

内容を確認した不死川の手が震えている。

「・・・玄弥が・・・帰って来てねぇって」

「とにかく探そう!これが罠でも行くしかない!」

自分自身の心を奮い立たせるためにも、俺は皆に声をかけた。

俺と宇髄が施設の方へ、不死川と冨岡が病院の方へ行くことになった。

俺の運転する車には宇髄が乗って、父に借りたもう一台の方は不死川の運転で冨岡が同乗する。

他の皆と合流するかもしれない事を考えても、車二台の方がいい。

「竈門少年にはさっき、四人であの施設の入り口まで来るように伝えた!もうすぐ着くと思う。本来は高校生が出歩く時間ではないがな!」

「今それ言ってる場合じゃないでしょ。妹が居なくなったんなら、来るなって言ったってどうせ来るわ」

「それはそうだな。なら俺達と一緒の方が安全だ!」

「理事長も今日は何か気になってずっと起きてたらしい。悲鳴嶼さんの車で今病院の方に向かってる。甘露寺と伊黒もそっちに合流するって」

人数としてもうまく半分ずつ分かれた。

しのぶとカナエにも連絡は行っているはずなので、間もなくどちらかに向かうはずだ。

炭治郎達四人は、後から来て俺達に追いついた。

以前一度冨岡と二人で忍びこんだ場所。治験をやっている施設の近く。

車を近くの路上に止めて、全員降りて徒歩で近づく。

ここからは突進するわけにはいかない。

施設の近くまで来ると、用心棒らしい人間が何人も建物周りを見回っている。

見つからずに入るのは不可能かと思う。

ただの治験の施設なら、ここまでの警戒をするわけがない。

隠し部屋で何が行われているか知っている俺は、その理由が分かるけれど。

俺と冨岡が忍びこんで以降、急に警戒が厳しくなった。

忍びこんだのが誰かまでは分かっていなくても「この場所でやっていることを何者かに知られたかもしれない」というところまではおそらく勘づいている。

「あそこに居る奴ら、人間なのだろうか」

「アンドロイドって事もあり得るね」 

攻撃の手順は何度も訓練してきたので、いちいち言わなくても全員理解している。

「まずは正面から行ってみる。俺の身内まで狙ってきたのなら、俺の存在はどうせ知られているのだろう。今更顔を見られたところでどうということは無い」

「俺もいくわ。皆んなその辺にいて戦いになったら加勢しろよ。子供だと思って向こうはナメてるからすぐ勝負つくでしょ」

危機的状況 煉獄千寿郎

目が覚めた時、自分が何処にいるのか分からなかった。

普通にいつも通り自分の部屋で眠ったはずなのに。

体に伝わってくる振動。

床が揺れてる。

え?車の中?何で?

目を開けても周りは暗くてよく見えない。

窓の無い車でどこかに運ばれている?!

最初は夢かと思ったくらい、なぜこんな事になっているのか分からなかった。

体がだるくて、少し動きにくい。

拘束されているわけではないけれど。

しばらくすると、暗闇に目が慣れてきた。

まだ朦朧とする頭で周りを見渡す。

この車の中には、自分含めて多分十人近い数の子供がいる。

ほとんど皆んな眠っているらしい。

隣に居た女の子と肩がぶつかった。

女の子が、こっちに顔を向けてきて目が合う。

あっ!この子はたしか同じ学校の中等部の・・・炭治郎さんの妹の禰豆子さん。

「禰豆子さんですよね」

「千寿郎くん?これってどういう・・・」

「わかりません。今夜も自分の寝室で普通に寝たのに・・・気がついたらこういう事になっててわけがわからないです」

「お前ら大丈夫か?」

「先輩!たしか高等部の・・・」

「不死川さん。不死川先生がお兄さんですよね?」

「そうだ。俺は、連れ出される事がわかっていてあえて乗ってみた。兄ちゃんに知れたら死ぬほど怒られるけどな。実は自分でも色々調べていて、子供達が犠牲になっているという情報にもたどり着いた。俺で何か出来る事があるならやってやる」

「心強いです!」

禰豆子さんと、声が重なった。

他の子供達は、よく眠っていて起きる様子が無い。

ここにいる中では、不死川玄弥さんが高校生で一番頼りになりそう。

中学生は多分私と禰豆子さんだけで、他の子達はおそらく十歳にも満たない幼い感じ。

最初ざっと見て全員で十人くらいかなと思ったけれど、しっかり数えてみると私達三人以外では五人の子供達が居た。

私達と同じように、寝ている間に連れてこられたのか・・・

おそらく眠っている間に薬を嗅がされて、そのまま意識を失って運ばれたのだと思う。

この子達に比べたらまだ体が大きい方の私でも、目覚めた時は朦朧として頭が重かった。 

この子達はもっと辛いだろうと思う。

「これから何が起きるんでしょうね?」

「知らない方がいいかもな」

「そう言われるとものすごく気になるんですけど」

「兄ちゃん達が調べてる事、内緒でちょっと見たから。ここにいる子供達は多分、ある病院の地下で閉じ込められてた子達だと思う」

「何のために?」

「俺達の普通の感覚からいくと信じられない話だけど、アドレノクロムって聞いた事あるか?超富裕層の中のごく一部の奴らの間で不老長寿への憧れみないなもんがあって、それには子供の脳から取った物質が効くらしいんだよな。アドレノクロムは化学合成された物も普通に売られてるけど、生きた子供の脳から取った物の効き目には遠く及ばないらしい」

ゾワッと鳥肌が立った。

体中の血液が引いていく感覚。

「・・・それじゃあ・・・ここに集められてるのは・・・」

「俺達三人は多分年齢がいきすぎてるけど、調べ回っている奴らの身内ってことで連れてこられたんだと思う。犠牲になってるのはここにいる子達くらいの年齢の子供。極限まで恐怖感を与えてから生きたまま脳の中の物質を取り出すらしい。そうやって取り出した物質がアドレノクロムだ」

あまりにも怖すぎる。

「なぜすぐ殺さないでここまで連れてくるの?」

私が恐怖で固まっていると、禰豆子さんが横から質問した。

この人って強い。

「兄ちゃん達皆んなにわざわざ見せて誘き出すためかな。けど病院の地下で戦いになれば、奴らの犯罪の証拠になる見られたくない物まで晒される事になるから外に出た。多分そんなとこだと思う」

「うちでもお兄ちゃんが何か隠してると思ったら、実は私も少し調べてたんだけど、やっぱりだね」

「禰豆子さん気がついてたんですか?」

「お兄ちゃんは嘘つくとすぐ顔変わるから」

「大人って案外マヌケなんだよな」

「そうなんですね。私は全く気がつかなかった」

そういえば今夜も兄上の部屋に皆んな来てたような・・・

今になって思い出す。

「だけど、お兄ちゃん達を誘き出す目的なら私達三人でよくない?なぜ他の幼い子供達が・・・」

「自分の身内じゃなくても人が襲われてたら、ましてそれが幼い子供ならなおさら、必ず助けに来ると読まれてるかもな」

「兄上も、きっとそうすると思います」

三人で話しているうちに、子供達が目を覚ましてきた。

怯えたような目でこっちを見ている。

「大丈夫よ。安心して。私達は敵じゃないからね」

禰豆子さんが笑顔で話しかけると、子供達も笑顔になった。

男の子が二人、女の子が三人。

一番小さい女の子は多分四〜五歳。小学生にもなっていないように見える。他の子達は多分十歳になるかならないか位の年齢かと思う。

良かった。禰豆子さんがいてくれて。

男二人だけだったら子供達に怖がられてたかも。

外は見えないけれど、さっきからカーブが多くなってきていて、地面からの振動が伝わってくる。

舗装されていない道。山道に入ったかもしれない。

そして急に、ガクンという振動が来て車が止まった。

「え?止まった?」

「うそ!開いてる?」

車の後ろ扉が開いている。

「とにかく出ましょう!」

扉の近くに居た私は振り返って声をかけた。

「おそらくわざと逃すと思う。そして追ってくる。おぶってやるから来い!」

玄弥さんが、一番小さい女の子を背負った。

「わざと逃すってどういう・・・」

「さっき言ったやつだ。先に極限まで恐怖感を与えようとする」

「それでもとにかく逃げ切るしか無い!私達から離れないで」

禰豆子さんが、他の四人の子供達に声をかけた。

私と禰豆子さんの間に子供達を入れて、横一列になって車から飛び出した。

思った通り山の中だ。

「少しでも遠くへ」

「走れ!」

すぐにはまだ追ってくる気配が無い。

月明かりが頼りの暗闇の中を、ひたすら走る。

戦いが始まる 宇髄天元

手加減無しに振り抜くと、金属同士がぶつかる音がして何かがグシャッと潰れた。

電信柱に叩きつけられた男は、もう動かなかった。

男と言っても人間ではない。

戦闘用アンドロイドだ。

背を守り合うように戦っていた煉獄が、もう一体のアンドロイドを倒した。

横に薙ぎ払うように振った鉄パイプの一撃で、側頭部を強打されたそいつが煉獄の足元に倒れている。 

「これで全部か?宇髄」

煉獄が俺の方を振り返った。

「そぉね。多分こいつらもう壊れたでしょ。動かねぇわ」

向こうの外壁の角から、時透ら四人が走って来た。

「そっちはどうだ?」

先頭の嘴平が俺達に向かって叫ぶ。

「片付いたぜ。こいつら皆んな人間じゃねぇわ」

「こっちに居たうち三人は人間だ。殺してねぇけど足の骨と肋骨は砕けたと思う」

「催涙スプレーでやられても盲滅法暴れて向かってきたからね。おそらく薬かなんかで痛覚麻痺させられてると思う」

人間相手に戦った嘴平と時透が言った。

脳をハッキングされて操られる人間が、やはりいるらしい。

俺たちは最初、施設の正面から行って「ここに居る知り合いから今連絡があったから会わせて欲しい」と言ってみた。

当然のごとく受付時間外はダメだと言われた。

この時間、受付に人は居なくて外からインターフォンで話すという形になる。

夜中だし断られるのは当然と言えばそうなのだが・・・この時から俺達の周りを、ボディーガードらしき人間達がズラリと並んで取り囲んだ。

こちらが常識のない時間に訪問しているのだから怪しまれるのは仕方ないにしても、まだ何もしていないうちから相手は攻撃態勢に入っていた。

俺達は「それなら仕方ない」と言って一応引き返すそぶりを見せたのに、相手は突然襲いかかってきた。

最初に俺達を取り囲んだ奴らは四人。そいつらをさっき俺と煉獄が倒した。

これは四体の戦闘用アンドロイドだった。

俺達が戦っている間にも、建物の裏口から出てきたのか更に増援が走ってきていた。

それを、背後を警戒しながら待機していた時透、竈門、嘴平、我妻四人が迎え討った。

こっちには人間が混ざっていたようだ。

いよいよ中へ乗り込むかという時に着信が入った。

「こっちじゃない!病院の方だ!向かおう!」

一番先に内容を見た煉獄が叫んだ。

倒れた奴らはそのまま放置して、もう一度車に乗り込む。

全員は乗れないので、時透と嘴平の二人はタクシーを拾って不死川達と合流することになった。

竈門と我妻の二人が俺達と来る事になった。

俺達は前世鬼殺隊だった時の記憶があるとは言っても、過酷な訓練や戦いをしていた頃と身体能力まで同じとはいかない。

走って移動するような、無駄に体力を消耗させることは避けたい。

胡蝶に連絡はしておいたから、人間だった奴を回収して助けるなら後で駆けつけて何とかしてくれるだろう。

俺達が先を急がなければ更に犠牲が出る。

「理事長と悲鳴嶼さんが、あの病院から出て行く怪しい車を発見したらしい。尾行を試みたが途中で見失っている。けれど山道に入る所までは確認しているから行き先のルートは限られている。向かう先を予測して反対側から不死川と冨岡、伊黒と甘露寺がそれぞれ車で向かっている」

煉獄は、ハンドルを握りながらさっき見た報告の内容を正確に伝えてきた。

弟が連れ去られて精神的には動揺しているはずだが、運転の仕方も話し方も冷静なようだ。

俺も念のため確認したけれど、来た連絡の内容はこれで間違いなかった。

「こっちが挟み討ちにできりゃあいいけど。あいつらも馬鹿じゃないだろうし多分これくらいの事は想定内だわ」

「俺もそう思う。むしろわざと発見させて尾行させたかもしれない。理事長もそれをわかっていて受けて立つつもりかと思うが。山の中へ誘い込んで人目につかない場所で全員まとめて始末する算段かもしれないな」

「えーっ!!そうなの?!嫌ああああああ!!」

後部座席から我妻が喚いている。

「うるせぇよ。ここまで来たんなら覚悟決めろ。けど何だって俺らなのよ。今世ただの一般人でしょ」

「そうですよね!名もない一般人殺したって何の得にもならないですよね!」

「鬼舞辻無惨が絡んでるなら・・・無惨に前世の記憶があるなら、俺達にも記憶があるかもしれないと考えると思います。俺達は鬼を滅ぼした鬼殺隊だった。今の時代また違う形で野望を持っているあいつらの企みを打ち砕くかもしれない。そう考えれば・・・俺達は邪魔者ですよね。あいつらにしてみれば」

「その通りだな。竈門少年。無惨が首謀者ではないにせよ、それなりの地位に居るとすれば発言力はあるはずだからな。上の誰かに進言した可能性はある。あいつらは邪魔だから消した方がいいと」

「えーっ?!やっぱ消されるの?!いやああああああ!!」

「善逸。頼む。禰豆子を助けてくれ」

「そりゃあ禰豆子ちゃんは絶対助けたいけど。煉獄先生とか宇髄先生とか他にも前世柱だった強い人いっぱいいるでしょうが。俺なんか行ったって役に立たないからね」

「さっきは戦えただろ。それに訓練の時も悪くない動きだったぜ。何てったってお前らは、前世俺と一緒に上弦の鬼を倒したんだからな」

「そうかなあ」

「そうだよ。善逸。俺も頑張るから」

「そこだな。山道に入る。飛ばすからしっかりつかまっていてくれ」

煉獄はそう言うとアクセルを踏み込んだ。

大通りを外れて急に細い道に入り、ここからは車の行き来も少ない。

「俺は運転に集中するから後ろを警戒していてくれ」

「わかりました」

竈門と我妻は、背後から追ってくる車が無いか見ている。

まさか銃撃してくることはないだろうと思いながら、俺は窓から周りを警戒する。

ここ数年では銃が使われた事件だって起きているし、何が起きるかは分からない。

病院から出たあの車の他にも、おそらく来ているだろうと思う。 

先に山の中に敵が潜伏している可能性もある。

例の車はただの囮にすぎなくて、俺達よりも遥かに人数の多い敵が、いつ襲ってくるかもしれない。

急カーブが続く細い山道。

今のところまだ、怪しい車の姿も、仲間の車の姿も見えない。


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